Integrated 250の特注仕様について

スピーカコネクタの特注

先日発注された方よりスピーカコネクタのアップグレードのご相談が有り対応いたしました。希望されたのはWBT-0735への換装ですが、標準背面パネルへの追加工不要のままコネクタの交換が出来ました!

今回は今後を占う試験的な側面も有りましたので実費のみで作業しておりますが、内部配線の追加処理が予想よりも困難だったので今後はWBT本体費用を含めた特注費用をいただいた上でWBTへのアップグレードは承ります。当面はコネクタ代込みの税抜き3万円の追加費用で対応いたします。

一応ですがデフォルトのコネクタも見た目は安いのですが音質的に劣悪というわけではありません。WBTの音質的優位性はパズルピースのようなプラスチック部品で+-端子の相互共振特性を揃えることにあります。それは現在Integrated 250で標準採用しているコネクタでも同じようなプラスチックの一体型構造でアルミパネルを挟み込む構造になっていますので同様です。

これがアルミケースに直接つけるタイプになりますと+-の相互振動特性が金属ケースの影響を受けてバラバラに変動します。これが音の違いの大きな理由だと考えています。

今回のお客様がWBTにアップグレードした最大の理由は音質面というよりも所持されているSPケーブルのYラグのサイズが合わないことが理由でした。このような理由でのアップグレードはおすすめいたします。もちろん見た目の好みや満足感なども予算が合えば良いと思います。

ですがWBTへの変更による音質面での大幅なアップグレードはお約束できませんのでそこは予めご了承ください。もちろんコネクタの嵌合精度や振動特性による差はありますので差がないということではありません。ただ価格差に見合うクオリティかどうかは一考の余地があるということです。どちらにせよご要望の仕様に合わせて対応します。

WATERFALL Integrated 250とPower 500の組み合わせによるバイアンプ

こちらも現在個別にてご相談いただいている内容です。確かにこの2つの製品の組み合わせだけで簡単にバイアンプが実現できるのでおすすめできる構成なのですが、Integrated 250とPower 500はそのままではゲインが異なるのでバイアンプした場合にゲインマッチングが取れません

そのため、バイアンプをご希望の方は購入時にご希望いただければ出荷時にゲインマッチングをします。基本的にパワーアンプのゲインをIntegrated 250に合わせる形となります。

今の所このセットを所持されている方は1名もいないので問題は起きておりませんが、今後上記の組み合わせをご検討されている方については予め購入時にバイアンプの希望をお伝え下さい。出荷時であれば無償で対応しますが出荷後は改造のための費用を別途いただきます。この点はご注意お願いいたします。中古などで入手された場合も改造のための費用がかかります。

例外としては先にパワーアンプ、後からIntegrated 250という順番で購入された方です。これはパワーアンプを後から改造となりますが、Integrated 250を新品購入かつパワーアンプも新品購入であれば送料負担のみで改造費は請求せずに対応します。以上のように条件が複雑なので予めお申し出いただけますとありがたいです。

その他注意点としてIntegrated 250と他のパワーアンプの組み合わせ、他社プリメインとPower 500の組み合わせ等、他社製品との組み合わせについてはゲインマッチングの希望は対応しませんのでそこはご了承ください。基本的にバイアンプのゲインマッチングについては逢瀬製品のみがサポート対象です。

なおPower 400とIntegrated 250はマッチングの必要がありませんのでこの組み合わせでのアップグレードであれば問題はありません。ご安心ください。

Integrated 250のインシュレータアップグレード

こちらは特注仕様ではなく公式サービスではありませんが、お客様より寄せられたご意見でインシュレータを交換することがとても効果的という一例をいただきました。ぜひ広めてほしいとのことですので、ここで紹介したいと思います。

KRYNA T-PROP M4

http://www.kryna.jp/support/archives/kryna11/HTM/tprop.html

こちらの製品を初期状態のインシュレータから交換します。デフォルトの足もM4ネジで固定されておりますので、ネジを裏から外して初期インシュレータを外し、上記製品を取り付けるだけです。交換はとても簡単に出来ます。足を外すくらいでは保証外とはならないのでそこはご安心ください

Integrated 250の初期インシュレータは十分なものではないと認識はしております。特に電源ケーブルやインシュレータの交換はとても大きな効果があります。初期状態では十分に行えていない各種振動対策が大きな効果があるのではないかと考えています。他にも例えばフロントのネジの材質を1本変更するだけでも音は変わります。

この情報を頂いたお客様のご意見は下記のとおりです。

効果は絶大でした。
上下左右前後がさらに広がって音の焦点がさらに合う感じです。
これは是非ユーザーさんにひろめて欲しいですね。
どんな感じが画像送ります。

量産と販売の状況

最後に第二ロットの状況ですがあと数台で完売の見込みです。こちらはいまの予定ではGW前後に出荷予定となっております。現在材集と合わせて量産作業を続行しております。

以前からお伝えしている通り、第三ロットはかなり納期が伸びますのでご了承お願いいたします。おそらく第三ロットは夏、またはそれ以降になる可能性もあります。

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Integrated 250の特注仕様について” に対して2件のコメントがあります。

  1. 逢瀬を選んで本当に良かった より:

    WF-P500ユーザーです。
    自分もインシュレーターをT-PROPに交換しようと思い、純正の足を外してみました(スピーカーにT-PROPを使ってます)。
    ネジ穴の径が合わず、効果は確認できませんでしたが・・・
    T-PROPを新規に購入します。
    WF-P500もM4ですか?

    それと、1本だけ色・長さ違いがあったのですが、何か意味があるのですか?

    1. ause より:

      逢瀬を選んで本当に良かったさま

      WF-P500はインシュレーターがアルミ削り出し+制震ゴムなのでIntegratedほどのアップグレードにはならないかもしれません。しかし音は変わるとは思います。

      > WF-P500もM4ですか?
      ネジ経はM4です。

      > それと、1本だけ色・長さ違いがあったのですが、何か意味があるのですか?
      XLRコネクタの裏は基板がありますので、長いネジだと基板と干渉してしまうための対応です。長いネジの在庫がたくさんあるので他の場所は長いタイプを使っています。もとに戻される場合はこの点ご注意願います。

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