年末進捗まとめてご報告です

ついに年末になってしまいました。今年は逢瀬としての新製品がなかなかリリースできず長らく会社としては停滞してしまっている状況だと思っています。現状の製品ラインナップをなんとかしたいという思いはあるのですが、高い目標と現実的な課題の両立は難しいので焦らずじっくり取り組んでいます。普通の企業であれば利益が出なければ維持ができないですが逢瀬はそういう体制ではないので特に経営的には問題はありません。

大事なご報告として、年が明ける前に現在取り組んでいる製品進捗について一つずつ現状ご報告いたします。

NU-DDC

  • 熱問題はクリア
  • ケースはすでに量産段階(残された課題あり)
  • 電子部品は在集段階(入手困難品は先行手配済、通常パーツは注文リスト作成中)
  • 想定外の部品枯渇により一部PCB設計変更へ
  • ヘッドフォン祭でのノイズ感の指摘は原因がほぼ判明

簡単にまとめますと以上です。

開発自体は順調ですが予想外の部品が入手不能になってしまいフットプリントの変更が必要になってしまいそうです。ここにきて基板の作り直しはとても望ましくないのですがあと一度だけ試作テストを行う予定です。それが最終量産基板になる見込みです。

もちろん基板をテストしている間に在集やケースの量産は並行で進めます(現在進行系)のでおそらくそこまでリリースが伸びることはないと思います。

あと大事なご報告としてAK4499試作DACとの組み合わせで致命的な不具合が発生するパターンを見つけたのでそれは修正済みです。急いでリリースしていたら突発的なノイズ発生の原因や原因不明の発音不能状態になっていたと思います。これはじっくり検証していてよかったと思うところです。

ヘッドフォン祭の感想でご指摘のあったノイズ感についてですがGNDノイズに原因がありそうです。AC電源系統が複雑だったり機器が多い場合に特に問題になりそうで、HDMI-I2SでAK4499DACとNU-DDCを接続したときややノイズっぽい質感になることがあります。これはDDCとDACの筐体GND間を別途ケーブルで接続することで改善しました。製品内部の設計で改善は不可能なので、やり方は製品リリース時にマニュアルに使いこなしの項目として記載します。

Marlin DAC

遅れております。おおむね順調だったのですがつい先週にSPDIF関連で不具合が見つかって修正中です。おそらくですがこの修正が終わったら量産に向けて本格的に準備がスタートする見込みです。量産自体はこの影響で遅れています。

あくまで現在の見込みではありますが、NU-DDCより少しだけ先に発表ができそうです。

ハイエンドDAC、AK4499DACアップデート関連

NU-DDCを優先しているためこちらは進捗特にありません。ハイエンドDACの設計のための3D-CADソフトウェアまわりを少し見直した程度です。

AK4499DACアップデートは試作基板が届いているのですがNU-DDCを優先しているので実装もまだです。DDCが完全に外注量産段階に入った時点で着手する予定です。

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