2020/12/15 完売となりました。皆様ありがとうございました。
2021/12/07 最新ファームウェアをページ一番下に移動しました。
(2021/09/23追記)中古で購入された方へ
中古流通品はファームウェアが初期出荷状態のままになっている個体が報告されています。不具合の修正や使い勝手の改善などの重要な内容が含まれていますのでファームウェアのアップグレードを推奨します。アップグレードにより以下のような変化があります。
- 大幅な音質改善
- 起動速度が改善(初期版は数十秒起動にかかります)
- 位相とLRチャンネルの整合性を修正
- その他、細かい不具合の修正
開梱後のお願いと注意事項
完成品には手袋が付属しています。ケースに一部鋭利な部分がありますので、設置や配線の際は必ず付属の手袋を装着して行うようにしてください。キットには手袋は付属しませんが完成品と同様に手袋をつけてからケース組立作業をするように強く推奨いたします。
設定の初期化について
出荷時ソフトウェア設定の自動初期化がされていません。以下の手順で初期化が可能です。
- 電源を入れボリュームが表示されたら左ノブを押す
- “1.setting initialization”が表示されているとき右ノブを押す
- 初期化完了後、左ノブを右にまわし”2.Save setting”を選び、右ノブを押す
- 保存完了後、電源を切る
これで完了です。出荷時有機ELの保護機能が1sになっておりすぐに画面が消灯しますが、この設定を行うことですぐに消灯されなくなります。
マルチ設定の場合この初期化動作を行うことでマルチ用のプリセットが初期化されます。この初期化を行うまで出力は正常なマルチ動作になっておりませんので外部機器は接続されないようにご注意ください。
初期設定方法が動画で紹介されておりました。
— donsuzuki(名前ガチかぶり勢) (@donsuzuki) September 10, 2020
外箱の損傷について
外箱はあくまで製品自体を保護するためのものです。外箱の損傷については交換や保証の対象外となりますので、よろしくお願いいたします。
返品、保証、修理につきまして
1.返品の条件
以下のように当社が定めた規定を満たす場合のみ返品・返金は受付します。特に到着後のお客様の個人的事情による返品・返金は一律認められません。当然ながら警察、裁判所など国家や法律の指導がある場合は除きます。
- 当社起因の問題(納期延長、仕様変更、等)で、出荷前にキャンセル希望の連絡があった場合
- 到着後、当社起因の問題、且つその問題が修復不能な場合
原則として修理対応やバージョンアップでの対応等、製品の使用を継続できるように相互努力することを前提とします。すみませんがご了承をお願いいたします。
今回は特殊なプロジェクトです。皆様から先に確定注文を頂き生産数を確定し、それから原価を設定した製品です。そのためお客様都合による返品が多数となりますとこの前提条件が崩れます。もし大量の返品処理によって当社の負担が不必要に増大した場合、今後同様のプロジェクトは二度とできなくなりますし、今後の製品開発や企業活動にも支障が出る結果となりかねません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
2.完成品の保証と修理
本製品の初期不良の対応期間は到着後14日間です。この期間内であれば送料は当社負担で無償修理対応をいたします。これ以降の保証期間内の修理は送料のみご負担お願いいたします。
保証期間ですが今回は特殊な特注品のため到着後1ヶ月とさせてください。これ以降は原則修理対応となりまして送料修理実費はお客様ご負担でお願いいたします。ただし修理対応は出来る限り努力させていただきます。実費については大手各社のような過剰な請求はいたしません。あくまで低価格で可能な修復を最初に試み、どうしてもそれでは対応ができない場合のみ基板の交換します。
公開マニュアル
マニュアル改定内容が多岐に渡り更新が困難なため、当面サポートフォーラムのQ&Aをご利用ください。重要な内容はここに追記していきます。現時点ではマニュアルは不完全な記載があり完全ではありません。なおフォーラムリンクにアクセスするためにはログインが必要です。ログインしていない状態では404と表示されます。ショップページにログインしてから再度お試しください。
- 【Q&A】マニュアル表記と実機の違いについて
- Windows10 でのUSB接続とJPLAY FEMTOとの相性について
- AK4499特注DACの発熱について
- アンバランス接続
- 【Q&A】リモコンが動作しない
- 【Q&A】チャンネルデバイダー設定が保存できません
- コアキシャル入力の許容信号電圧について
- 本機のアースピンはシャシーに接続されています
フォーラム(登録ユーザーのみ)
到着後にご質問等があれば出来るだけ下記フォーラムにてお願いいたします。解決のための情報共有のためです。なおフォーラムリンクにアクセスするためにはログインが必要です。ログインしていない状態では404と表示されます。ショップページにログインしてから再度お試しください。
全数検査しておりますので不良率は低いと思われますが、不良と思われる症状があった場合のみメールにてご連絡ください。個人的なシステムについてのお話になる可能性もあります。ですので不良対応の場合のみフォーラムやコメントでご連絡を頂いた場合でもメールでの連絡をお願いすることになります。
キット向け、組み立てマニュアル
パネル用のフラットケーブルが逆に刺さった状態で出荷されているという情報がありました。フラットケーブルの向きを間違えると大変なことになりますのでご注意をお願いします。
電源投入前にベース基板の下記赤矢印のヒートシンクと端子が接触していないかご確認ください。この部分の接触があると故障の原因となります。すべての基板は出荷前検査を通過していますが、ケース組立時にこの部分にずれが生じると問題の原因となります。
DAC基盤のクリスタル発振器について 取り付け順番の情報と周波数が個別になっている理由の説明です
検査マニュアル(英語)
- A_1350385 DAC
- A_1350338 パネル
- A_1345897 ベース
Procedure for standalone test on A_1345897
DAC基板枚数とDIP、ジャンパー設定
付属品の内訳(2020年8月4日時点)
- 基板のみ購入された方は付属部品はありません。基板単体を購入するような方は用途が限定される付属品は不要と予想しています。
- ケースを購入された方は付属部品が多くなります。
- ケースと特定基板の組み合わせのときのみ付属する部品があります。
スイッチング電源の資料
入力電圧:AC110V(製品では200Vは非対応になりました)
出力電圧:主要な電圧 ± DC24V; 補助電圧 ±12V; 独立した電圧 12V
連続的な力:400W-500W (25 ℃の周囲温度で連続動作
最大電力:800W(25℃の周囲温度で約5分間働くことができます
瞬間的な力:1200W (100ms以下で発生する動的信号
変換効率:最大95%
環境の使用:-10~40℃
保管温度:-30℃
寸法 80 * 148 * 45mm (W*L*H)
twitterから関連情報を取得する方法
よくある質問
上記フォーラムの過去ログ、下記のBlog記事のコメントツリーを御覧ください。沢山の質問と回答があります。ここに記載がないものはフォーラムか下記コメント欄への追記でお問い合わせください。コメントは承認制になっておりますので反映に時間がかかる場合があります。
DAC基板単体を購入された方へ
こちらにmbedオンラインコンパイラ用ソースとコンパイル済みbinを用意しました。ターゲットはSwitch Science mbed LPC824になっていますが、ピン割付を調整すれば他のターゲットでも動作は可能です。
ただし動作検証はしていませんので、適宜内容を書き換えてご対応お願いいたします。
注意事項:I2C、SPIに加えて、EN、DIRRESETは必ず接続してください。またCAD0-1は0を想定しています。
ファームウェアと、更新履歴
注意:新しいファームウェアは動作検証が不十分な場合があります。未知の動作不具合、ノイズ発生等が起こる可能性もありますので、取り扱いにご注意をお願いいたします。アップデート内容が不要な場合は無理にアップデートをする必要はありません。新ファームウェアの不具合報告は上記フォーラムでお願いいたします。
ファームアップ方法:https://ause-audio.com/wp1/wp-content/uploads/2020/07/AK4499_firmware_update.pdf
初期出荷
2020/09/20
- 逆位相の修正
- マルチモード、ステレオモード時のLRを逆転(モノと同じ向きに変更)
- 起動時に音声信号が入っていると無音になる問題の対策
- 192kHz動作時にノイズが入る問題対策用に新しいDSP処理を追加
- DSP初期化速度を改善し、本体の起動速度を向上
- マルチ設定を保存したとき、次回起動時に自動読み込みされるように修正
- マルチ設定の起動時読み込みの判定結果を画面表示するように変更
- 設定画面の設定初期化時に自動でEEPROMにも保存されるように変更
- リモコンの問題は未修正、対策方法の調査中
2020/09/22
- リモコン+ノブの値飛び問題への対策
- レートが切り替わった後に何か操作するまでOLED画面が消えない問題への対策
- DSPパスの処理にスローロールオフフィルタを追加(NOS波形になる対策)
2020/09/26
- 無操作時にリピートコードを自動で無効にする動作を追加。別のリモコンのリピートと競合するのを回避
2020/10/01
- 初回起動時の原因不明な待機時間を大幅短縮
- リモコン左右操作時の値飛びへの対策(未検証)
- まれにリモコンが一切効かなくなる症状への対策(不完全な検証)
- デジタルレシーバへの211kHz以上なI2Sを無効に設定
2020/10/02
- SONYリモコン操作時の入力切替操作をCHボタンに変更
- SONYリモコン操作時の入力切替にウェイト時間を追加
2020/10/25
- 下記の問題を対策。詳細はフォーラムへ フォーラムへのリンク(要ログイン)
- DSPのバグ対策。同一レートで長時間経過すると出力波形がズレ高域特性が劣化する
- 同条件にて80分以上経過すると無音が続いたタイミングで自動復帰するように変更
2020/11/01 ※テスト用音質対策ファーム
LPC1549_AK4499KIT_NoMulti_201101
- 初の音質対策バージョンです。DSPの内部処理を音質的観点から見直しました。現状音質に影響しない機能のみ実装しています
- マルチ「非対応」です。画面上は操作が出来ますが帯域分割もディレイもゲインも一切動作しないのでご注意ください
- 音質調整機能はAccurate、Clearのみ有効です。それ以外の設定は無視されます
- 未知の不具合がある可能性があります。モノモード、ステレオモードのみ動作確認しています
- 従来バージョンと比較して出力ゲインが若干異なります(フィルター処理の都合上)
- LRのマイクロ秒単位の誤差の応急措置として初期化タイミングを調整して誤差が出にくいようにしました。誤差は完全には消えませんがばらつきの上限は若干緩和されています
2020/12/29
音質特化とマルチ対応の統合ファームを作成しました。マルチ時も10月以前のファームより若干音質を対策しています。
- 音質特化とマルチ対応のDSP動作を起動時に自動選択するようになりました。
- 2chステレオまたはモノのときは音質特化と同等の動作で、Accurate、Clear以外は無効なのも同じです。
- DSPによる内部補完特性の影響で高域特性が減衰していた問題を修正しました。
- マルチ設定のときはマルチ用のDSP動作、2chのときは音質特化のDSP動作で実行するようになりました。
- 2usのチャンネル誤差、時間経過の高域減衰には影響しません。
2021/07/05
マルチ関連のみですが、ファーム更新です。現時点では48dB/octと24dB/octの切り替えがありませんので、24で使いたい方は今までのファームを使ってください。今後余裕があればより柔軟な設定ができるような設定方法に一新したいと考えています。
- 全フィルター特性を48dB/octに変更しました。LR8相当の特性です。
- フィルター係数をいままで固定テーブル式だったものを係数導出式に変更しています。UI設計次第で今後柔軟な設定が可能になりました。
- クロス周波数設定レンジが若干広がりました。これに伴い従来の保存データから数値が若干ずれますので適宜修正してください。
- 音声を流しながらだと発生する、周波数切替時のノイズをミュートする処理を追加しました。
- マルチの数値調整をノブ回転速度に応じて高速で変更できるようににしました。
2021/08/09
お客様の要望に対応し、ボリュームと入力系統をソフトスイッチ切断時に保存するように仕様変更しました。そのかわりコンフィグからの保存時にはボリュームと入力系統は保存しないようになっています。今後はこの仕様を標準とします。
2021/08/12
マルチ動作時の4バンドパラメトリックEQ機能に対応しました。ただしこのバージョンは簡単な動作テストのみです。まだ未知の不具合があるかもしれません。このファームへ更新すると従来の保存データと互換性がないため既存のプリセットは自動で消滅しますので必ず事前にプリセットのメモを取ってから更新するようにお願いします。
多くの更新内容がありますが以下列挙します。
- 通常時に右ノブクリックで今まではクロス設定画面になっていたのを、クロス編集/EQ編集選択画面を経由するようになりました。
- クロス編集/EQ編集選択画面からは右ノブの回転方向でそれぞれの編集画面に移動になります。左ノブで通常画面に戻ります。
- EQ処理はクロス分割処理より前に処理されます。前段ボリューム>フィルター>EQ>クロス>後段ボリュームという順番です。
- EQの設定は、既存のクロス設定とEQ設定まとめて同じ番号のプリセットに保存されます。
- プリセットを読み込みすると、EQとクロスの設定はまとめて呼び出されます。起動時も同様です。
- EQの設定パラメータは周波数(20~20000over Hz)、ゲイン(-24.5~24.5dB)、バンド幅(0.1-9.9)です。現状はピークEQのみの対応です。
- EQのゲインは+12dB以上の設定時に純サイン波の場合内部レベルオーバーの可能性があります。通常の音楽ではほぼ問題ありませんが高いゲインに設定する場合は予め理解しておいてください。これは内部演算の精度を出来るだけ高く確保するためです。
- EQのゲインレベルオーバー対策のため、ボリュームのゲイン動作を変更しています。音質に軽微な影響が出ている可能性があります。
現状では2ch動作時にはEQ機能は使うことは出来ません。プリセット保存処理の整合性の問題があるため今の時点で2ch動作時のEQには対応しない予定です。また2chで使用している方にとってはEQ機能は不要だと予想しています。
2021/08/14 ※このバージョンは2ch動作に不具合が確認されています
マルチ動作のクロス関連の仕様変更が中心です。210812のEQ機能もそのまま継承しています。基本的な動作は確認していますがまだ不具合がある可能性がありますのでテストバージョンです。度々すみませんが210812と保存データの互換性がありませんのでファーム更新後に保存データは初期化されます。
- マルチ動作の内部レートを2ch動作と同じ4fs(176/192k)に変更。マルチでも2ch同等の音質に向上しているはずです。
- 各DACごとにLPFとHPFのそれぞれの特性をバイパス、LR2、LR4、LR8から自由に選択可能に。クロス周波数も自由設定可能になりました。
- これによって1chのみフルレンジ、残り3chでマルチという設定や、非対称クロスの設定も可能に。設定の柔軟性が大幅に高くなっています。
- マルチ処理の余裕確保のため、Accureteのフィルター特性は2ch動作時より若干なだらかな特性になっています(大局的な問題はなし)。
- 設定画面のフォントが小さく読みづらくなってしまっていますが、一画面に収めるためです。
設定画面
DACx
H:Byp 1943Hz
L:LR8 388Hz
6.0ms -2.0dB
この様になっていますが、以下のように対応してます。
DAC番号で内部の基板位置と対応
ローパスフィルタ:遮断特性(Bypass、LR2、LR4、LR8)、周波数
ハイパスフィルタ:遮断特性(Bypass、LR2、LR4、LR8)、周波数
ディレイ(0~10ms)、ゲイン(-20~0dB)
4fs動作に変更したためDSPの処理能力はギリギリです。そのため長期的な安定動作にはまだ未知の問題がある可能性もあります。こちらでテストしている範囲ではまだ問題は起きていません。もし検証にご協力いただけるようであればよろしくお願いいたします。
2021/08/15 ※このバージョンは2ch動作に不具合が確認されています
210814の修正版です。LRが逆になっていたのでそれを修正しました。その他は変更ありません。
2021/10/02 ※2ch使用で稀に音声がモノラルになる不具合報告があります
210812以降のバージョンで音が出なくなった2chモードの修正。そして音質調整機能のリニューアル復活が主な内容です。音が出なくなっていた理由は重要なバグが原因でした。実は210812以前でも潜在的に同様の不具合が出る可能性がある状態でした。このバグは本バージョンで修正されました。
- DSP関連の潜在的なバグ要因の修正
- 新しい音質調整機能を搭載しました。以下の説明は2ch時の内容です。マルチではより簡易的な変化になります。
- Colorful=Accurateから最も遠いセッティング。Accurateが物足りない方向け
- Thick=Accurateのような正確な高域と色付けのバランス
- Emphatic=Colorfulより端正で上品な色付け(これらの設定はすべて耳による調整です)
2021/11/29 ※このバージョンは2ch使用で稀に音声がモノラルになる問題は未解決です。
こちらは最新のテスト版です。評価可能な方向けです。お気づきの点があればフォーラムでご報告いただけると助かります。
音質に関わる仕様変更を行いました。211002の原因不明のモノラル化の対策として諸々見直しを行っていますがこの問題が解決しているかはまだ不明です。変更後半日の通電、各種動作確認では今の所問題は見つかっていません。また音声処理に関する重要な変更がありますので未知の不具合がある可能性があります。
- サンプルレート切り替え処理を変更。これによって周波数特性の誤差がなくなりました。音質的にも改善していると思われます。
- 潜在的バグの対策とレート処理の変更の効果か、長時間再生で高域特性が変化してしまう問題が発生しなくなりました。
- 高域特性変化が見られなくなったため、時間経過での対策処理を削除しました。ただし症状が完治しているかは引き続き調査が必要です。
- レート切り替え処理の変更で処理能力が不足したためマルチ動作時の音質切り替え機能を削除しました。マルチ時はAccurate、Clearのみが有効です。
- マルチ動作時のClearのフィルター特性を動作軽量化のためFIRからIIRに変更。
2021/12/05 ※このバージョンでモノラル問題が解決しました。すべての方への推奨バージョンとします。
211129の修正版です。機能に違いはありませんが、HDMI入力に設定して起動すると稀にモノラル動作になってしまう問題への追加対処を行いました。これで問題が解決し、あわせて他の問題も生じなかった場合は正式版になる見込みです。(211129以降、2ch、マルチともに低レート時の音質が改善していると思います)