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光ブースターのQ&A、その他お知らせ事項

お客様からご質問をいただきましたので、こちらにて内容を共有したいと思います。

Q.DoPには対応しますか?

光ブースターは信号自体は何もいじっていませんので、176kの光送信可否、これがDoP対応のための必須事項です。DoP64で176kが必須レートです。参考までに176kの動作はテスト機器によって安定性に差があります。対応できるかどうかは機器側の状況次第です。当社の機器では以下のとおりです。

  • Integrated 250:192kまで動作
  • AK4499特注DAC:176kまで動作

あくまで当方のDDCやケーブルとの組み合わせの検証ですので保証は出来ませんが参考情報としてください。トランスポート、ケーブル、DAC側の設計による相性問題でこれ以下のレートにとどまる可能性があります。

Q.DC入力に他社製品を使いたいのですが、端子の口径はどのようになっていますか?

アダプタは2.1mm、中央が+となります。光ブースターのケースサイズは90x35mmです。以下の寸法図を参考にご検討ください。ケースは発注済みのため今から仕様変更はできません。

Q.同軸ケーブル、光ケーブル、DC電源を高級品に変えることでどの程度音質は向上しますか?

代表的ないくつかの製品を追加した場合の音質差はこちらで事前にテストしてみたいと思います。ケーブル類はすべてをテストすることは出来ませんが、いくつかあるケーブルで前段後段どの場所に程度の影響があるか調査して報告します。

以下ほかの製品についてのニュースです

AK4499特注DACの新ファームが正式版になりました。テストファームのアップデート後のフィードバックが非常に少ないのでこちらにも内容を転載します。211002以前のファームをお使いの方全員に推奨ができそうな内容になっています。マルチの設定はそのまま引き継がれます。

重要な更新ポイントとして細かい不具合が根本的に修正されていること。そして低レート時(96k以下時)の音質向上です。特に高域の自然さ、そこから得られる細部の描写力、これらの要素が向上しています。以前のファームではIntegrated 250のV2試作機や別の4499試作機と比べてこれらの部分にネガが見られたのですが、現在は逆転してAK4499特注DACが優位となりました。Integrated V2はDACチップや周辺設計がだいぶ違うので通常は順位が逆転することはほぼありえないのですが、今回のアップデートのみで逆転しましたのである意味DACを変更した位の違いがあるかもしれません。

とはいえこれらはこちらでの印象なので大きく違っては聞こえない可能性もあります。また外部アップサンプルを利用していた方も大きな違いは感じないと思われます。

LPC1549_AK4499KIT_211205

  • 2ch動作時でHDMI入力に設定して起動するとまれにモノラル動作になってしまう問題への対処を行いました。
  • サンプルレート切り替え処理を変更。これによって周波数特性の誤差がなくなりました。音質的にも改善していると思われます。
  • 潜在的バグの対策とレート処理の変更の効果か、長時間再生で高域特性が変化してしまう問題が発生しなくなりました。
  • 高域特性変化が見られなくなったため、時間経過での対策処理を削除しました。ただし症状が完治しているかは引き続き調査が必要です。
  • レート切り替え処理の変更で処理能力が不足したためマルチ動作時の音質切り替え機能を削除しました。マルチ時はAccurate、Clearのみが有効です。
  • マルチ動作時のClearのフィルター特性を動作軽量化のためFIRからIIRに変更。

WF-P502Lの貸出機の状況

貸し出し需要に対して貸出機が足りていませんので、今月の下旬に台数を増やします。それまでおまたせしますがよろしくお願いいたします。

製品ロードマップへ掲載しない製品の構想について

まだ詳細はお伝えできないですし過剰な期待は禁物なのですが、今後のロードマップに影響するような情報が入って来たため、今後の製品展開に変更が生じる可能性がでてきました。ですが決して悪いニュースではありません。参考までに旭化成の生産再開とは関係ありません(HPに情報がなくなった旧ハイエンド系チップが復活する可能性は低いと予想しています)。

そして以前の直近ロードマップ自体に大きな変更はありません。当面は光ブースタ、次世代パワーアンプ、Integrated 250 V2、という順番は同じです。ただデジリコについては光ブースターの反響次第で優先順位の判断をしたいと思います。

今後の製品展開で可能性が出てきた内容です。構想段階でしかないので何も確定していないふわっとした内容だと捉えてください。

  • 専用設計のヘッドフォンアンプを搭載した何らかの製品
  • 忠実伝送と柔軟な音作りを選べるプリアンプ(上記新HPAとの連携も視野に)
  • 多系統、複数の特性を出力できるDC電源装置
  • DACを搭載したIntegrated 250とは別の用途、発想の製品

いずれにしても半導体供給の安定後となりますので、かなり先の構想だとお考えください。ですがDAC以外は特殊で入手しにくい半導体をあまり使わない製品にできますのでHPAやプリアンプについてはデジタル製品よりも優先的に開発をする可能性があります。

DC電源はやるならアクセサリーと言うより据え置き機というイメージです。今回の情報とはまったく関係ないですが別途検討中の内容です。もし多くの需要があればひし形PSEを頑張って通して販売も考えています。ただし光ブースターや新しいハイエンドパワーアンプの売り上げ次第になりそうです。今の時点の廉価パワーアンプの売上状況では外部規格を通す予算は出ません。これらの製品が思ったより売れないようであればDC電源はやりません。

光ブースターの現在の状況と製品情報

画像ではBNC端子になっていますが、製品はRCA端子になります。性能的にはBNCが望ましいですが今回の製品は価格帯が低くRCAが一般的なためです。端子サイズがBNCと同じため設計時の画像がBNCになっています。

いつなくなるかわからない半導体、コネクタ、電源類はすべて仕入れが完了しています。あとは動作検証や、基板とケース量産のスタート段階です。

提供する機能

  • 光to同軸変換
  • 同軸to光変換&2系統分配
  • 光は192kHzに対応(こちらの環境で動作確認済)
  • 5VのACアダプターで動作
  • 信号の種別の変換と同時にデジタル的な音質改善効果

トランスポートの音質問題を大幅に緩和します

似たような製品は他社から出ていますが、後発で販売するということは相応の意義があると判断してのことです。機能自体は非常にシンプルで光to同軸変換、同軸to光変換、同軸to光2系統分配、これだけです。ですが最大の売りはそれぞれの出力品位が良好で音質改善効果が高いという点にあります。

この製品の位置づけは以前予定していたデジリコの機能削減版です。デジリコはデジタルリコンストラクターの略でデジタル信号を再構成し超クリーンな状態で各種デジタルを理想出力する製品で、上流の影響をキャンセルする製品という理念(粗悪な無対策PCを高級トラポのような音にする目標)でした。ですが残念ながら半導体の入手難で制御CPUやジッタークリーナを始めとした複雑なIC類がほぼ全滅で入手できない状況になってしまいましたので、今回は光ブースターという形で大幅に機能を簡易化した製品を低価格で販売するものです。

入手できるパーツのみで構成したので内部は非常にシンプルです。ジッター除去の機能はありませんし、内部ではリクロックもやっていません。ですが本製品の音質ターゲットは依然デジリコと同じです。それは現行の性能ハイエンドクラスのトランスポートです。どのようなトランスポートでもとはいいませんが、ある程度の条件と整えれば基礎クオリティでは十分勝負できるはずです。それでも製品価格は音質のレベルに関係なく、原価に応じて低価格になります。おそらく他社SPDIFリクロック製品に近く少し上の価格帯です。

光ブースターの音質レベルですが予想外の事態になっています。音質はすでにデジリコの最終試作品を一部大幅に凌駕する面を持っています。おそらく複雑なクロックやデジタル回路を持たない、非常にシンプルな回路なことが良い方向に作用しています。SN的な印象はデジリコ比でもさらに良好です。デジリコの開発で培ったノウハウをそのまま投入していることも音の良い理由になりそうです。

ただ音の絶対的な精度感というのか高域のピントの正確性のような要素はデジリコのほうが若干優位です。この部分はどうしてもリクロックの有無による影響、要するにジッターの音質差だと思われます。光ブースターではある程度は上流の影響を受けてしまいます。なのでデジリコ比で上流の影響を排除しているとは言い切れない内容になっています。ですからある程度の性能のトランスポートと組み合わせることがより効果的と現時点ではお伝えします。

とはいえ音質を引き上げる効果は相応に高いです。デジタル問題について例えるなら、デジリコの方法論を解決と表現するならば光ブースターは大幅緩和になりそうです。特に同軸>光>光>同軸と内部でルーティングするとさらに大きな改善効果がありました。なのでトランスポートの音質問題をある程度は単体でも解決出来る製品だと見込んでおります。

以上のように、デジリコの存在意義をそれなりに脅かす製品ですが構わず低価格で販売します。デジリコは必然的にもっとハイクオリティな製品にする必要が出てきます。ただ目標は高くあるべきですし、当面部材も入手ができそうにありませんので、当面は光ブースターがこの目的の主製品です。

ジッター性能はデジタルの音質変化要因のほんの一部の可能性がある

光ブースターに音質改善効果がある事実は、オーディオにおける既存のデジタル伝送の概念に大きな疑問を投げかけることになるかもしれません。なぜなら従来主張されていたジッター問題は音質劣化要因として大きなものではない可能性があるからです。例えば既存のSPDIFにおける音質対策製品はほぼジッターの除去や高精度クロック等を売りにしていますが、それに対して光ブースターは内部にクロックを持たずジッタークリーナ等も一切ありません。それでも音質の改善効果は従来比でも大きいと感じられるからです。

では光ブースターは何を改善しているのでしょうか。未知の「ジッター性能以外の音質要因」である可能性が高いです。

例えば高いジッター除去性能やフェムト秒を売りにする製品でも、それぞれの製品同士で音質傾向が大幅に違っていたり、音質のレベル自体が全然異なるケースもあると思います。今ではどこの会社のDDCであっても高性能クロック搭載を主張しています。ですが音は本当に主張されているほどどれも完璧でしょうか。今でも最先端のDDCより、古典的なCDトランスポートのほうが良いと感じられるケースがあるのではないでしょうか。

このような結果は、単純にジッター除去性能、クロック性能が音質に100%支配的ではない一端を示しているのではないかと思います。本当にジッター除去性能が重要ならばフェムト秒クロックで信号を作り直すと主張する製品はすべて一定のレベルに到達していなければなりません。ですが現実にはそうなっていないように思います。ジッター性能を阻害する他にもっと大きな要因があるとしか思えません。ほとんどのDDCは搭載クロックの性能をカタログスペックほどうまく発揮できていないのかもしれません。そうなると性能の阻害要因を対策するほうがジッター対策より効果的となってもおかしくありません。

もう一つ現時点で新しい発見があります。光ブースターの同軸to光変換の音質改善効果です。光出力であっても音質改善効果があったことが新しい発見です。従来では光出力、光受信はジッターが多く音質が悪いというのが定説でしたが、受信側固定でも送信側で改善ができるようです。このため同軸から光に変換し、もう一度同軸に変換することでさらなる改善効果を確認できました。今回の光ブースターはその名前の通りの光to同軸変換のみならず、同軸to光変換も同時に実現する内容になっています。そのためさらなる改善を狙う使い方も出来ますし、あまり音のよくない光出力機器の音質を引き上げることも可能です。

デジタル録音での比較試聴データを準備しています

かなり繊細な領域のため録音が難しいですが比較試聴できるデータを用意したいと考えています。当然ながら出音よりさらにデジタル的な品位の高い録音でないと違いは録音できないようです。なんとか違いを体験いただけるような音源を用意できたらこちらに追記する予定です。難しい場合は他の手段を検討します。

WF-P502L選別品グレード中止のお知らせ

WF-P502Lの下記グレード商品についての重要ご連絡事項です。

WATERFALL Power 502L ケース選別グレード

大変申し訳ありませんが販売を中止いたしました。現時点ですべての選別品在庫は通常グレードに統合いたしました。今後同グレード再開の予定はありません。

理由としては当方の選別眼が不十分のため、選別品でも不十分な品質であると判明したためです。今後も選別グレードに対するお客様のご期待に答えられない可能性が高い状況だと判断しています。これは当方の想定が甘く、想定より選別品への要求が高い可能性をきちんと考慮できていなかったことが理由です。選別品の説明の仕方も不適切だったと思います。

このグレードを検討されている方には申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

追記

もう少し詳しく背景事情も含めてご説明いたします。

まず良品とされる判断基準がお客様によってかなりの幅があることが理由です。一部当社にとっては達成はほぼ不可能と思われる要求基準が存在することが判明しました。この最も厳しい基準に照らし合わせてみますと、今後良品と主張できる仕上げを保証することは不可能という判断に至りました。少なくとも今後P502Lについては選別品など誤解を招く表現を避け、外観については一律保証外とさせてください。

もしその要求レベルに対応することを考えます。おそらく国内でも特別対応をしてくれる業者を探し加工を依頼し、さらに選別するしか方法はないように思います。それこそケースだけで一台10万円以上かけないと無理と思います。小ロットで発注ですと相手側に利益を提供できないのであまり業者にも強く言えません。必然的にケースだけでかなりの金額がかかってしまいます。過去実績でも(特別な注文でなくても)少数の発注ではかなり高額な費用が発生しています。

しかしそこまで高額になることを引き換えに完全な仕上げを必要とする方はかなり少数だと思われます。実際に選別品は今の時点で注文は2台のみでした。

以前、ハイエンドパワーアンプはすべて国内業者に依頼をしていました。ハイエンドモデルなら仕上げも見合う内容にしたいという判断からです。ただし外注先は産業向けのアルミ加工をしていた企業だったのでやはり完璧な状態ではありません。今よりは大幅に傷やムラは少ないですが0ではありません。ミスが有って問題が発生し全数処分してやり直しが発生したこともあります。なので現状よりかなりケースの原価率が高かったのです。必然的に販売価格も高額でした。

しかし昨今は海外から非常に安いNC500製品が売られていますし、国内大手もNcore採用製品の価格が下がってきて同様の状況です。以前のような価格帯ではもはや競争力がないと判断し、ケース品質を落とし内部もシンプルにする代わりに大幅に費用を抑えたモデルを作りました。それがP502Lです。

P502Lでは費用を抑えるために海外加工です。国内比だと価格を大幅に抑えることができるからです。むしろここを落とさない限り勝負になりません。最初から廉価版として販売する予定だったのでケースに費用をかけることは考えていませんでした。当然その分品質は落ちています。でも価格は品質よりはるかに大きく落ちます。だから今回は価格を選びました。

今回のケースは80セット作っていますが1-2割は不良と想定していました。4499のプロジェクトのときは本当に2割位製品にならないレベルの印字不良や色むらもありました。外注先は同じなので今回もそういうものを除外して残ったものを製品にしています。通常品はある程度問題があるものの論外ではないグレードを選別、そこからさらに2度めの選別をしたのが今回の選別品です。あくまでこのような背景事情を前提とした選別品であって完璧な仕上げを保証できる内容ではありませんでした。あくまで選別品の範疇であって、決して完璧と言える品質ではありませんでした。

このあたりは当方の意識と説明不足でした。大きな誤解を招いたことはお詫びいたします。

NC400を使用されている方の質問に回答します

質問の該当ページはこちらです。あくまで技術的な質問と捉えまして、こちらでは事実のみを回答したいと思います。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s1018042791

該当画像が何であるかの説明は下記製品紹介ページから確認が可能です。

WATERFALL Power 502L

Q. ノイズ対策後の画像でも60~70kHz付近にピークがありますが、アース接続に問題があるのではないでしょうか?

アースが理想状態に近いとしても、最終的なノイズの出方は接続元のDAC帯域外ノイズにある程度は依存します。そして当方の設計に問題は有りません。それを説明します。

当社の製品ページにあるサンプル画像で65k付近が大きく上昇している理由は、不適切アースではなく帯域外ノイズの非常に多いDACを接続した状態だからです。当社のDACと接続しているときはこのようにはなりません。あとで4499DACを接続しているときの測定結果を紹介します。

要するに最終仕上がりのノイズはフィルター有無ではなくDACの帯域外ノイズにある程度は依存するということです。P500、P502Lでは確かにノイズ対策回路が入っていますが、音声帯域に影響なく100%を除去しきることは難しいため完全な状態にはなっていません。しかし対策によって帯域内ノイズフロアの大幅な上昇はたしかに防いでいます。その比較参考のサンプル画像でした。

比較の前提条件として、帯域外ノイズの多いDACを使用した比較例だったため、対策後でも完全なクリーンな状態でないのはご指摘どおりです。

では当社の4499DACを接続したときの結果を紹介します。DACの動作状態、パワーアンプ通電時です。また定常ノイズの詳細を見せるために平均化処理をしていることに注意してください。あとで平均化していない比較画像も紹介します。

「なんだ山があるじゃないか!」と思われるかもしれませんが振幅をよく見てください。65kHzの山は-98dBVです。P502Lのサンプル画像と比較すると山は12dB以上低い=レベルは大きく見積もっても1/4以下ということになります。同じパワーアンプですがDACを変更しただけでノイズ全体が大幅に下がりました。

また、参考までにパワーアンプが停止中の結果を貼っておきます。これがこちらの環境での測定限界です。ここで出ているノイズはアンプではなくプローブが拾ったノイズやAC電源経由や空中にあるノイズです。上の画像の結果に出ている細かいノイズの一部は環境ノイズということです。

次に比較のために質問者さまの紹介している「アース問題のない状態」の測定結果が次の画像です。(必要に応じ引用させていただいております)

一見きれいですが、当方の計測と違いノイズフロアが-85dBV前後と高いため、微小成分の大半はノイズフロアに埋もれていて詳細はわかりません。これでは-98dBVの山は見ることができませんし、よく見ると当方のサンプル画像と山の振幅も大差ない(-80dBV前後)ように見えます。

文章で説明してもわかりにくいので、わかりやすく同じスケールで比較した画像がこちらです。青が質問者さま計測、赤が当方のサンプル画像です。

測定が同条件ではないので参考程度になりますが、赤の結果に一方的に問題があるとはいえないように見えます。

さらに4499DACと接続した結果(緑)を入れるとこのようになります。

緑と赤は接続元のDAC以外ほぼ同条件での結果です。この比較ではDACによって大きくノイズフロア自体が変動していることがよく分かります。4499DACは帯域外ノイズが少ないのでノイズフロア上昇が抑えられているわけです。そして緑は測定器の限界に近いレベルです(Integrated 250でも同様)。でも山は下がりますがなくなりません。

ここで一つ補足します。青の質問者さまのノイズフロアが大幅に高い理由はDACが原因ではないと思います。質問者さまはNC400とNC500のノイズスペックの違いではと推測していますがNC400でも本来はこの青よりローノイズです。

1つ目の原因はPicoScopeの製品グレードが違うためと思われます。当方が使用しているのはアナログ帯域用の高SN型なので通常品よりも低いノイズレベルを見ることができます。なので単にオシロの測定限界の差と思われます。もう一つはFFTのサンプル数の差。8192と131kでは見え方に違いが出ます。8192のほうがノイズ位置が高く見えます。

念の為こちらでも8192サンプルに設定して青と緑を比較した画像を作りました。これで青と緑はほぼ同条件ですが、若干青のほうがノイズフロアが低く見える条件(青3.1MHz帯域と緑5MHz帯域で8192サンプル同士のため)です。

このような条件に設定したとしても、依然緑のほうがノイズフロアも低く山の振幅も低い位置にあります。青は山自体がノイズに埋もれて殆ど見えませんが若干盛り上がっているのは確認できます。ですので結論として当方のパワーアンプの設計にアース問題はありません。また山の有無はアースの問題でもDACの問題でもなくNcore自体の特性です。どうぞご安心ください。

65k付近の山の原因考察

NC400、NC500では、理想状態に近いとしても65k付近にノイズフロアが上昇する部分があることがわかりました。ではその原因について考えてみます。

公式のNC500の周波数特性です。これをみると問題付近の帯域=60kHzに周波数特性の乱れがあります。これは何を意味しているでしょうか。本来D級アンプはNcoreも含めて出力にフィルターがあります。フィルターはLCなのでスピーカのインピーダンスカーブの影響で特性が乱れます。まずこれが基本です。

わかりやすい図がありました。こういうことです。(https://sound-au.com/articles/amp-classes.htmより引用)

この周波数特性の乱れを抑えるのがフィードバックの効果です。このフィードバックの量が多いほど変動のないフラットな応答が得られます。普通のD級アンプはフィードバック量が少ないから周波数特性が乱れるということです。その点でNcoreは音声帯域周辺で高いフィードバックを謳っていますが、こちらがNcore原理のループゲイン特性になります(Ncore Technology White Paperより)。

このゲイン分エラーを補正する能力があるということです。これは歪やノイズを抑える能力そのものです。10-20kHzで高いゲインを示しそこから周波数が上がるごとに急激に補正能力が下がります。そして70kHz付近に一つのゲインの谷がありその後緩やかに上昇と下降をしていきます。そして0dBとの交点付近が発振周波数です。

この70kHzのゲインの谷こそ、周波数特性の乱れとノイズフロアの上昇の原因ではないでしょうか。この帯域はノイズを抑える能力と歪を抑える能力が低いのは原理段階で示されていました。ここから判断すると、ノイズフロアの山の原因はNcoreの原理に理由があるように見えます。そうするとNcore採用の全ての製品に共通する傾向ということになりそうです。

パワーアンプのオンラインショップ発売タイミングについて

下記製品についての発売タイミングのご案内です。

WATERFALL Power 502L

発売タイミングを2つに分けます

一部予定変更にてすみません。まずは通常グレードを先行でスタートします。こちらはある程度在庫に余裕があること、注文が殺到する可能性が低いこと、これらが理由です。今日の時点で在庫補充しましたのでご購入手続きはすでに可能です。通常グレードの在庫は現在18ですが今後売れ行きの状況を見て在庫追加予定も可能ですので今回売り切れても大丈夫です(その可能性は低いと思っています)。

次にケース選別グレードと1ET400Aグレードですが、こちらは明日の20時以降のタイミングで受付スタートの予定です。もし予定が変更の場合はこちらに記載します。ケース選別グレードは在庫復活の予定がありますが、1ET400Aグレードは用意が3台のみです。今後同等品の在庫復活の予定はありませんのでご注意ください。

販売ページはこちらになります。通常グレードは現時点で購入可能です。

https://shop.ause-audio.com/product-category/products?orderby=date

追記:先程1ET400Aグレードの発売をスタートしましたが、5分程度で全数売り切れました。ありがとうございました。

貸し出しサービスについて

下記ページから11月よりスタート予定です。

貸出申し込みページ

今後の製品リリースロードマップの見直し

以前に公開していたロードマップ、製品リリース予定から、変更をお伝えします。

まず確実に延期となるのはデジリコ、Integrated 250のV2です。原因はとにかく半導体の入手問題です。制御用のCPU、クロック関係のICが一切入手不能で量産はできません。また上記とも別の重要パーツも同時に生産終了となりましたので設計変更、部品選定のやり直し作業が発生しています。今から慌てて設計変更をしても正直いつ出せるかわからない製品設計の変更と見直しに力を入れるよりは今確実にできる製品を進めたいと考えています。

以上を受け、今後の製品リリース予定は以下のようになります。

  1. 廉価パワーアンプ(3グレード展開)
  2. 光ブースター
  3. 上位パワーアンプ(仮)
  4. デジリコ & Integrated V2

以下それぞれの製品と状況について説明します。

廉価パワーアンプ(3グレード展開)

こちらは仕入れが完了していますので出荷はまもなくです。この製品の基本仕様は今まで通りですが3つのグレード、品位を分けた展開とします。

3グレードのうち2つは内容同じでケース選別の有無です。前回の記事に書いたとおりケースは万全なものばかりではありません。ですが外観選別を行った在庫もまとまった数量の用意ができそうなので、選別品は価格を上げて販売します。外観を気にする方、傷がある可能性を100%除外したい方はこちらをお選びください。事前チェックして傷が見当たらないものを選別しています。当然ながら選別品は在庫数量が通常品よりも大幅に少ないです。現在のところ概ね1/3以下です。なお選別品が在庫切れになった場合、再生産まで補充されない見込みです。

もう一つはPurifiの1ET400Aを使った上位グレードです。こちらは外観こそ共通ですが内部モジュールがPurifiスペックとなった製品です。これは数台しか用意できません。そして初回限定のプレミアムモデルで基本的に今後再販も行わない予定です。見分け方は背面シリアル番号で特別なものになります。外観グレードは選別品基準ですが底面のみネジ穴を追加工しているため底面は美品ではないと考えてください。この点予めご了承ください。

価格は以下のようになります。

  • 通常グレード 23万円+税
  • ケース選別グレード 28万円+税
  • 1ET400Aグレード 34万円+税

11月から同時にお支払いの受付をスタートする予定です。製品の出荷も11月見込みです。現在量産作業の継続と梱包材の取寄を行っています。すでに量産はある程度まとまった数量まで完了しています。あとは梱包待ちです。

追記:音質差についてご質問があったのでこちらに回答します。

印象ですが低域はどちらも大差はありません。1ET400Aのほうが全体的にピントが合っている音、音像がシャープで精密かつ高域がうるさくならない印象があります。比較すると通常グレードはややおおらかな描写といえるかもしれません。精密でピントの合った描写を求める場合は上位グレードが合うと思います。

光ブースター

光オプティカル信号を同軸コアキシャル信号に変換するものです。そこに音質対策回路を入れた製品です。これで光デジタルの大幅な音質向上が可能です。デジリコの代替品として先にリリース予定です。半導体の入手難の状況でも手に入る部品が中心のため直近の量産も可能なためこちらを優先して製造する予定です。デジリコの発売は見通しが立ちませんので当面はこれがデジタル対策の主軸製品になります。

小型小規模の回路ですから価格はデジリコ比でかなり安く出せると思います。光>同軸の変換だけですと利便性の問題があると思うので、同軸>光の回路も入れ同時に動かせるようにします。同軸>光は音質改善の効果はありませんが、一台で同軸>光>ループバック>光>同軸と接続することで同軸系の音質向上も出来るようにする構想です。

現在手元に最新の試作品がありますが、音質は以前の光ブースター比で別次元と言えるほど大幅に進化しています。現状でデジリコの最終試作品と比較しても概ね遜色がない領域にありますから驚異的です。もちろん簡易的な回路なのですべてが同じレベルにはありませんがデジリコと比較は可能なレベル(比較して良い部分を見いだせる領域)だと思います。とくに廉価で小型で簡易的な製品としては十分すぎる音質ではないかと思います。

内容は小型の回路でリクロックやジッター除去などの機能はありません。しかし何故か非常に音質が良いです。これが音がいいとなるとデジタルの音質とは何か考えされられる製品になるでしょう。従来の定説の大半は実は間違っていた可能性すら出てきます。とはいえあくまで当方の印象でしかありません。このあたりは皆様の最終評価次第です。

ただし現在の仕様では送り出しとDACの組み合わせによっては相性問題が発生するようです。内部に信号自体を再解釈する機能はありませんので送り出し性能依存の相性問題はこの製品単体では解決が困難です。動作安定性はリリースまでに改善したいと考えていますが、完全な相性保証は難しいと予想します。ですので動作検証結果は可能な限り情報共有し、問題がある組み合わせの情報はできるだけ提供できるようにしたいと考えています。

なおUSB入力やHDMI出力の対応予定は100%ありません。ご希望いただいても対応できません。これらに対応するとIC類が必要になり今は入手不能で量産も不可能です。また出来たとしてもシンプル構成が最大の音質的利点ですので、それらを入れると簡単には高音質にできない問題も発生します。そのためUSBが必要な方はデジリコを待つか、別途DDCを用意していただく必要があります。

上位パワーアンプ(仮)

現時点では構想段階です。ですがデジタル半導体関連が入手困難なため順位が入れ替えとなりました。現在の状況下ですとデジリコやIntegrated V2よりは、このような純粋なアナログ回路の製品を先にリリースできる可能性が高い状況です。

一台で2chステレオ動作、バイアンプ動作、BTL切替、入力可変ゲイン(12-26dBのような範囲)の機能を持たせ、さらなる大容量電源で新しい基準となるようなパワーアンプを予定しています。BTLは音質メリットがない場合は排除する可能性があります。

内容はNcoreを改良したもの、かつ大出力に対応したものを使いたいと考えています。ただし開発はこれからですしリリースの予定はまだ未定です。

デジリコ & Integrated V2

この2機種で比較すると、おそらくデジリコよりV2のリリースが先です。デジリコはV2よりさらに延期となる可能性が高いです。現在光ブースターのリリースが現実的なためデジリコの開発はすべてストップしました。しかしV2は開発継続です。次世代のDACとなる製品は現在のラインナップに存在しませんのでそれを当面埋める製品となる見込みです。現在Integrated V2関連の音質対策の実験を進めています。

いずれにせよ半導体が安定して入手できるまでは、どちらの製品も量産設計はできません。今量産のための準備をしても突然重要部品が入手できなくなる可能性が高く、労力が無駄になる可能性が高いからです。実際に現在でも想定外の重要部品の生産が完了になっています。

なので特定部品に依存しないノウハウの構築と、重要部材の確保のみ優先して進めています。当面は確実な将来の量産に備えます。

新製品WF-P502Lの追加情報

WATERFALL Power 502L

こちらの製品についての、オンラインで提示されていた疑問、こちらで想定している質問への回答も含みます。

P400、P500との音質差について

上記機種をお持ちの方がP502Lの購入検討をする必要はありません。音質的に優位性はあまりないためです。主に違いは以下のとおりです。

  • P400比では高域ノイズの対策回路があるためやや滑らかな音が得られますが、P400向けアップグレードサービスがあるので買い換える必要はありません。
  • P500比では電源の容量が実質半分のため音の余裕は劣ります。しかし出力レイアウトを最適化しているためダイレクト感はP502Lが上です。
  • どれも基本的な描写力は同等です。P400のみインプットバッファがHypex製のため若干音色が異なります。

補足:Purifi 1ET400A比の情報は過去記事にあります。また下記記事の次世代ハイエンドでの1ET400A採用はキャンセルです。

Purifi Audio 1ET400Aを使った製品について

ゲインマッチング、バイアンプの適合性

P500のみゲインが約30dBです。その他の製品(P400、I250、P502L)は概ね26dBです。P500とその他のパワーアンプ製品を組み合わせる場合はゲインの調整が必要です。ただし外部で固定抵抗などによる調整を行うと入力インピーダンスが増大しフィルター特性を悪化させてしまうため、固定アッテネータでの対応は推奨できないという状況です。

ですのでもしP500をバイアンプなどで他の製品とどうしても組み合わせたい場合は直接お問い合わせください。システムや状況によりますが内部パーツの変更で対応をするしかない状況も多いと思います。ご希望があれば有償にはなりますが対応します。

ゲインが異なる理由はインプットバッファの定数の違いによるものです。P400よりもP500は電源電圧が高いので、I250と組み合わせても最大出力レベルを取れる設計としました。しかし4499世代以降は市場でもDAC出力のレベルが上ったため今後は26dBに統一します。

コストダウンのための各種工夫と弊害

まずケースの傷についてはある程度事前にご理解とご容赦をお願いします。当然ながらこれは購入ページにも注意書きとして書きます。ですので外観について万が一を考える方は購入を推奨できません。完璧な傷一つない製品以外認められない方は購入を控えてください。これについてはすみませんが購入していただいた時点でご理解いただいているものと判断させていただきますので、よろしくお願いいたします。

このあたりの品質基準はI250、P400、P500比でもかなり下がっていると考えてほしいです。上記機種はある程度高級感を重視していますが、逆にこの製品は海外の廉価なNcore製品と戦うためのコストダウン設計(量産数増加、構造簡易化、外注先選定、量産内製)になっています。海外製品と同等の作りだと事前に想定していただければ幸いです。そのかわりP502LはI250比でも全体の剛性が高い上下板厚4mmになっておりオールアルミです。質より量です。

I250、P400、P500のように国内でケースを作ればある程度以上の高い品質にできますが、国内の加工は正直かなりの高価格なので箱のみでコストが現状の何倍もかかってしまいます。そうすると4499以上の原価率となるか、I250に近い値段になってしまいます。

例えば4499のような事前受注プロジェクトであればほぼ100%売れ、在庫が残らないため原価率は高くても問題は有りません(現金による利益が確約されている)。ですがP502Lは在庫リスクが有ります。ある程度長期での安定在庫を覚悟した製品です。そのために何かを犠牲にする必要があります。音は確保しなければなりません。次に箱の剛性と物量です。これも音に関係します。そして販売価格も重要で今回の製品の戦略的立ち位置的に高額にできません。そうなるとあとは海外の廉価Ncore製品比で、日本国内で特に重要視される外観の仕上げクオリティを犠牲にする判断です。

2021/10/14 サンプル写真をアップしました。

現在量産を進めているところですが、その中から悪い場所の撮影しました。これくらいの状態のものがあるとご理解ください。近くで見ると気になると思います。ただ中には美品もあるので、状態によって選別品を多少高額で注文できるようにする等も検討しています。どうしても外観の細部が気になる方は選別品をご検討ください。逆にあまりにひどいものも部位選定して貸出機等に回します。

4499DACのファインメットコア使い方参考情報と新ファーム情報

前々回の記事で少し紹介した、具体的な使い方と音の傾向についての参考情報です。

作業を行う場合は必ず100VのAC電源ケーブルを先に抜き、5-10分程度経過してからメイン基板側のコネクタを外して作業を行うようにしてください。電源ユニット側は赤緑青の順番を間違えたり、固定不良で撚り線のショートがあると基板を破壊しますから電源側は外さないようにしてください。

1つ目は上記のような、通すだけの使い方です。この場合は効果は比較的穏やかです。送り出しの状況によって印象が変わるかもしれません。大抵の場合はなめらかで刺激が少なくなる方向だと思います。多くの人にとりあえず推奨出来るのはこの状態です。効果が程々の代わりに失うものも少ないです。

もう一つはコアにもう一回巻く方法です。こちらはより効果が強くなります。作業の注意としてコアにそれなりに強く巻かないとケーブル長がギリギリになってしまう点です。電源側を引っ張らないように注意してください。配線が抜けてショート事故などがあると大変なことになります。これも送り出しの状況によって印象が変わると思います。やりすぎだと感じる場合は1枚目の状態に戻してください。

ここで紹介したファインメットコアはショップで取り扱いスタートしています。

ファインメットコア FT-3K50TS

4499DACの新ファームの情報について

AK4499特注DAC

新バージョンの情報はこちらでも紹介しておきます。

2021/10/02

LPC1549_AK4499KIT_211002

210812以降のバージョンで音が出なくなった2chモードの修正。そして音質調整機能のリニューアル復活が主な内容です。音が出なくなっていた理由は重要なバグが原因でした。実は210812以前でも潜在的に同様の不具合が出る可能性がある状態でした。このバグは本バージョンで修正されました。

  • DSP関連の潜在的なバグ要因の修正
  • 新しい音質調整機能を搭載しました。以下の説明は2ch時の内容です。マルチではより簡易的な変化になります。
  • Colorful=Accurateから最も遠いセッティング。Accurateが物足りない方向け
  • Thick=Accurateのような正確な高域と色付けのバランス
  • Emphatic=Colorfulより端正で上品な色付け(これらの設定はすべて耳による調整です)

新しい3種類のプリセットは、本質的な音質を改善するものではありません。逆に脚色を行うものになります。基本的に高音質音源の場合ほどAccurateで使うほうが良い結果になると思います。

これは主に非ハイレゾや圧縮音源のデジタル的な不完全性を少し「隠蔽する効果」を期待したものです。従来の方法論、方向性ではやや厳しすぎる、そういう場合に向けてのプリセットです。そのため基本的な発想はともかく最終効果のバランスはすべて耳でチューニングしています。

ある意味非常に今までの逢瀬らしくない方向の内容です。ですがこれからは高音質だけでなく、柔軟性や包容力を製品に持たせていく方向性を模索していきたいとは考えています。ですがすぐに満足行く内容や結果をご提供できるとは全く考えていません。今回は試験的な実装です。

P400のアップグレードのご案内、その他の情報

長らくお待たせいたしました。ショップに以下の項目を追加しました。

WF-P400フィルターアップグレード(往復送料別)

P400にP500と同等の入力フィルターを追加するものです。ただし全員に必須のアップグレードではありません。帯域外ノイズの多いDACを使っている場合にNcoreの特性劣化を防ぐ効果があるものです。例えばですが逢瀬製品との組み合わせではDAC側の帯域外ノイズが多くないため必須ではないです。ケーブルの取り回しが長いなど途中経路でノイズを拾う場合には有効かもしれません。

もう一つのアップグレード適応条件としてプリアンプの出力インピーダンスは最大600Ω以下である必要があります。これを大幅に超えるパッシブプリや一部の真空管プリを接続すると高域が想定以上に減衰し音声帯域まで影響が出てしまいます。出力インピーダンスが高いと思われる製品を使われている場合は要確認、またはアップグレードを避けるようにしてください。逢瀬のAK4499、AK4495、Integratedシリーズとの組み合わせの場合には問題ありません。現代の大半の電源を必要とする製品との組み合わせなら問題はないと思います。

なおアップグレードの往復送料は別途かかりますのでご注意ください。以下のような手順でのアップグレード作業となります。

  1. 購入手続き
  2. 入金確認
  3. お客様へ発送のご連絡(発払い)
  4. 到着後、アップグレード作業
  5. ご返送(着払い)

となります。

コメント欄のご質問に対応して追記します

簡単な測定条件と結果を掲載します。

C社DAC単体 帯域外成分分布

4499DAC単体 帯域外成分分布

C社DAC 無対策 WF-P400

C社DAC 対策 WF-P400

C社DAC 無対策 N社NC500パワーアンプ

C社DAC 対策 WF-P500

廉価パワーアンプの状況

こちらもおまたせしております。現在梱包用ダンボール製造中、製品のモジュールは先日ようやく本国出荷済みです。10月中に本格的な量産を開始できる見込みです。

AK4499用のファインメットコア

大変ありがたいことに多くのご要望をいただきましたので、ショップで取り扱うことにします。現在取寄中です。テストができましたらこちらで報告する予定です。使い方による音質傾向も簡単ですがご案内いたします。

光ブースターの販売検討

半導体不足の中で販売できるものがないか検討した結果です。

これはデジタルの光信号=オプティカルを同軸SPDIFに変換するだけのものですが、音質をある程度改善する効果があります。ただしデジリコのように本質的な改善はできません。非常に簡易的な内容ですが粗悪な光出力でもある程度音質を引き上げることができます。

ACアダプタで5Vを供給し光から同軸に変換するだけです。価格と発売までの期間を短くするため基板のまま販売しますので実質キット扱いとします。かなり小型の基板かつ部品点数も少ないので価格は手軽に買って試せる範囲に抑えられると思います。(ただしパワーアンプが落ち着いて以降となります)

廉価パワーアンプの更新情報と、4499の今後の展開について

おまたせしております。まずはパワーアンプの情報からです。9/21に出荷連絡がなかったためHypex社に連絡を入れました。返答としては予定通りモジュールは入荷しているそうです。ただ出荷が溜まっているので出荷は少し時間がかかっているとのことです。とりあえず全く入荷未定の状況から、入荷確定の出荷待ちとなりました。

ひとまずパワーアンプについては出荷の目処がつきそうな状況です。

4499特注DACの今後の展望

工場も焼失しICも生産完了となりました。この最後のAK4499チップを使った貴重な製品の一つとして、今後もゆっくりですが機能や情報の追加を検討しています。最近中古もちらほら見かけるようになりましたので、あえてこれから入手を検討される方への情報にもなればと思います。

当社としてはお客様が製品を中古で売り買いするのは当然ながら完全に自由だと思っているのですが、やはり手放したくない、長く使いたい、そう思える製品に育てたい思いはあります。

例えば先日もマルチチャンネル用の機能として、4バンドEQやクロス周波数のより柔軟な設定機能などの更新を行いました。ただ大半のお客様は2chで使っていると思うのでこれらの恩恵は殆どないと思います。

そこで今後比較的安全と思われる音質改善方法(後述します)。音質変更ファームを出していこうと思います。現行の音質特化ファームでは初期にあった音質変更機能が長らく動作しない状態ですが、今後2ch特化で余裕のあるリソースを使い音質を変更出来る機能をもう少し拡張してみたいと考えています。

例えばですが基礎クオリティへの特化のみではなく、ある意味アナログ的なより聞きやすい音質を再現するような機能です。と言っても従来の方法では限界がありますから、今までとは違うすこし変わった方法を検討しています。現在いくつかの方法を試しているところです。

100%確実に皆様に納得いただける音を届けられるかはわかりませんが、設定変更で気軽に試せるような機能ですから良いものができたら提供してみたいと考えています。幸い半導体が入手困難な時期なので、パワーアンプの出荷が落ち着いた頃を目安に上記のような機能の追加も目指してみたいと思っています。

4499特注DACのインシュレータの話

アクリルインシュレータの表面保護の紙を外していますか?

実は初期出荷時では紙がついた状態ですが、これは保護のための紙なので剥がすことを想定しています。多少滑りやすいですが外したほうが接地は安定します。外していない個体を多く見かけていますので、念の為ご確認をお願いいたします。(案内漏れです。すみません)

(自己責任、リスク有)4499特注DACのちょっとした音質改善方法

この内容は初めての案内になると思います。蓋を開ける必要がありますので多少のリスクは伴います。このあたりは完全自己責任での作業(メイン基板破損の場合は部材がないため修理不能)となりますが、それを御理解の上でご判断をお願いいたします。

方法は以下の電源ユニット>メイン基板のケーブルに、ノイズ除去のためのコアを入れることです。推奨は低周波に効果があるマンガン亜鉛系かファインメット等です。フェライトコアは有効帯域が適合しないためあまり効果はないか逆効果になると思います。コアの位置は電源側よりもメイン基板側に近いほうが比較的良好です。

作業を行う場合は必ず100VのAC電源ケーブルを先に抜き、5-10分程度経過してからメイン基板側のコネクタを外して作業を行うようにしてください。電源ユニット側は赤緑青の順番を間違えたり、固定不良で撚り線のショートがあると基板を破壊しますから電源側は外さないようにしてください。

またコアは金属むき出しのものは避けてください。、下記画像のようにプラスチックで保護されているものが安全です。

これは副作用が少なめで効果が大きい対策です。基板上にもスイッチング電源用のノイズ対策は入っていますが、基板に到達するノイズの量自体を抑圧しますのでより基板上のノイズ抑圧が結果としてより効果的に作用するということです。

特に中高域がやや煩わしいと感じられる問題は解決されやすいです。SNや高域の質感は改善方向、力感への影響は皆無とは言いませんがわずかです。