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【重要】Junction DACアップグレードについてアンケートのご協力願い

仮で8月末までアンケートを実施します。場合によっては期間延長します。大変お手数ですがアップグレード検討中の方はご回答をお願いします。

先に重要なご連絡事項です。

  • 価格や修理関係はすべて見直ししています。コメント欄でいただいた意見含めて再検討しました。
  • 今回の提案内容についてご意見があればアンケートでお寄せください。下記についても確定はしていません。
  • アンケートの回答はそのまま公開しません。ただし数値的統計データと複数寄せられたご意見は回答と合わせて掲載する場合があります。

アップグレード率と価格の関係

下記は今の時点での予定です。今回原価がかなりかかっている関係でアップグレード率が低い場合にお安くすることが困難な状況です。もちろん価格はできるだけ下げて手軽なアップグレードを提供したいところですが、アップグレード率が低迷してしまうと即原価割れのため初手で安値とする判断は難しいところです。

そのため一度アンケートを行ってアップグレードの希望数量をできるだけ正確に確認し、そのアップグレード率からできるだけ安い価格を設定します。

アンケート実施の前に仮の価格表を掲示しますので参考にしてください。いずれも原価率約50%(本プロジェクトの基準)に設定しています。前回記事ではあいまいでしたが今回は再計算しています。

アップグレード率 20%アップグレード率 40%アップグレード率 60%
新品の場合(DAC4枚)360000円 税抜き170000円 税抜き110000円 税抜き
キット、中古の場合(DAC4枚)410000円 税抜き220000円 税抜き160000円 税抜き

(注意:表は4枚の例ですがDAC枚数で価格が変動するのは7月の告知から変わっていません)

アップグレード率60%は過去実績なので実質これが上限と考えています。今の想定はそこから減って40-50%想定ですが、もしこれを大幅に割ってしまうとかなり割高になっていきます。

特に20%以下はありえない金額になるので当社負担で上限を設定しますが40%よりは高額になってしまいます。

そこでお願い事項です。

  • アップグレードを検討中の方はできるだけアンケートにご回答ください。回答で価格を決定する可能性が高いので回答率が重要です。
  • アンケートの価格についての意見は40-60%の間と想定してご回答お願いいたします。20%は実施しません。
  • すぐにアップグレード予定でなくても構いません。将来的にアップグレードするなら今回の合計に追加します。
  • 動作しない製品をお持ちの方もできるだけご回答ください。修理やメイン基板の再生産についても可能な限り検討します。ただし修理費用は上記+個別で見積もりとなります。
  • 正確な判断のため後ほど新品購入者の方には一斉メールでご連絡する予定です。すでに売却済の方も多いと思いますが予めご了承をお願いいたします。

Junctionアップグレードによって得られるもの

一部再掲になりますが、AK4499特注DACからJunction DACにアップグレードすることによって得られる内容は下記のとおりです。

  • ハイエンドDAC開発による技術的進歩をほぼ全ての項目において8割程度実装しました。上流無対策の環境では試作ハイエンドDACに近い実力があります。
  • THD特性が大幅に改善します。10kHz以下のすべての帯域で-112dB以下と水準を改めます。
  • LRの時間誤差は完全に解消します。
  • 10MHz外部クロック対応になり、内蔵クロックも0.1ppmのTCXOになります。
  • 全chディスクリートバッファになり、高精度クロックと合わせて力強い出音が得られます。低域と高域の精度感は大幅に改善しました。
  • 出力監視と保護機能を兼ねて各chの出力表示機能が付きます。8chマルチの帯域ごとの出力状況を簡単にパネルで表示します。
  • 保護回路と温度監視が標準装備され製品としての信頼性が高くなりました。
  • すべての内部動作はマルチモードが基準となりモノモード時でもEQが有効になります。ユーザーから見たモノモードの動作は今までと殆ど変わりません(フィルター特性が若干変更、基本コンセプトは変更なし)。
  • 外観デザインの更新。Integrated 250の延長のデザインに変更。すぐにJunction DACかAK4499特注DACか判別できます。
  • アップグレード後はアップグレード前が中古購入品やキット由来であっても通常品と同じ扱いになります。(修復不可能なキット除く)
  • 新規の保証はJunction DAC更新部についてのみ1年付与されます。(電源基板、メイン基板、操作部分の故障は含みません)

実装写真を見ていただければわかると思いますが、この内容でお安くすることは非常に厳しいです。

よくある質問と回答(2025/08/19追記

https://ause-audio.com/?page_id=5152

こちらへ移動しました。

アンケート

ご協力、よろしくお願いいたします。

本名またはフォーラム登録名で記入してください。アカウントが存在しない場合は参考回答として扱います
捨てアドレス防止、フォーラム投稿アカウントかどうかの確認に利用します
軽微な故障とは通常起動ができて音が出て基本操作ができる状態(コネクタ破損も含)。重大な故障は起動ができない画面が出ない等です
参考アップグレード価格は記事中40-60%の表掲載価格で回答してください
例:金額が高い、他機種がメインになった、音が変わることが不安、ハイエンドDAC待ち、など
選択した値:5
こちらも表40-60%時の価格を想定し、0=安い、10=高い、です。特に意見がない場合は5で提出してください

Marlin DAC関係で重要な連絡事項です。その他ハイエンドDAC最新情報など

先日モデルチェンジに伴う値下げをご案内したMarlin DACですが、ありがたいことに完売となりました。

完売を受けて先日これからのことについて相談したのですが、Mariana Blue Soundは純粋にオーディオ向けの民生機として逢瀬と機能や価格が重複する展開になるようで、みなさまの混乱を避けるためにもそれぞれ単独で活動を行うことになりました。そのため今後Mariana Blue Sound製品はお取り扱い終了になります。

それにあわせて秋のヘッドフォンまつりは逢瀬単独での出展になります。

サポート関係ですがMarlin DAC関係の仕様上のお問い合わせなど故障以外のアフターサポートは当社でも引き続き受付します。修理関係は当社経由ではなく直接メーカーとやり取りをしていただくようにお願いいたします。

お問い合わせのアドレスはこちらになります。>support@m-b-sound.com

Junction DAC関係

量産は順調です。今の生産予定であれば、おそらく9月ごろからアップグレードの受付ができる見込みです。

差し替え天板の試作イメージはこのようになります。見た目でJunction DACアップグレード済かどうかすぐにわかるようになります。放熱面も大幅に強化されているので設置環境が良ければ熱問題は大丈夫です。

2025/08/09追記

コメント欄でいただいた内容を踏まえて、下記のプランの一部が変更になりました。最新情報はこちらをご覧ください。

【重要】Junction DACアップグレードについてアンケートのご協力願い

2025/07/08追記

アップグレードについての予定のご案内です。

価格は計算シートで検討をしていますが最終的に変更になる可能性はそれなりにあります。
まずですが価格プランが2パターンに分離します。これはDAC基板の枚数ではなく、中古購入品、故障品、キット品かどうかで2パターンに分離する見込みです。

プラン1

完成品を新品購入かつベース基板に故障がない場合のみ優遇価格でのアップグレードが可能で、DAC基板を引き取り前提になりますがトータル10万円前後を予定しています。またスケジュール的にもこちらのユーザー様を最優先でまとめて対応します。

お預かりして故障が発見された場合、一度返却して2のプランで再度お申し込みいただくか、預かった状態のまま2のタイミングで対応になります。お支払い手続きをどうするかなどはこれから検討します。

プラン2

中古購入品、DAC基板以外の故障品、キット品、これらの場合は1のアップグレード作業が一旦完了して以降に順次対応になります。価格は大幅に上昇して20万円前後になります。理由としては以下のとおりです。

  • 中古品は内部状況が不明なことに加えて新規購入者を明示的に優遇するため
  • DAC基板以外の故障品は修理の検証と対応に時間がかかること
  • キットの場合内部の状況が不明でJunction DAC化への工数が不明なこと

以上です。

プラン2の故障でのお申し込み状況次第でベース基板の再生産を視野に入れています。このための追加コストも検討材料です。ベース基板の故障が多すぎるかつ1のお申し込み件数が少なすぎる場合は再生産を断念する可能性があります。(この場合はJunction DAC2の割引などでご案内)

キットの場合ですがそもそもアップグレード可能かどうかはガイドラインを設定しますが仕様変更が著しい場合は対応不可能です。

プラン2が必要な背景はほぼJunction化のための基準を満たすための工数が大幅に変わることが第一、第二には1の優遇措置のためのコストはプラン2からある程度捻出を前提としているためです。またキットと完成品の価格差がちょうどこれで埋まるのでそこまで不平等感もないと考えています。

基本的に当社はすべての製品で中古購入であってもサポートで一律区別せず対応してきておりますが、1の方に対して当初予定していた通りの低コストで対応するために、以上のように区別をさせていただきたいと考えています。すみませんがご了承ください。

注意事項として、もし新品購入から一度売却され中古購入された場合、お客様にとっては見分けがつきませんが、中身が明らかにキットだったりお申し込み時と購入時の仕様が違う場合などは1はキャンセルとなり2でご案内となります。

ハイエンドDAC関係

初期試作をスタートしています。今のところ回路的な動作は想定通りです。ケースのデザインは今後のハイエンドラインは大幅な変更となります。

一部を掲載します。

ケースは完全独自設計で全体の物量は大幅に上昇しています。上下パネルは6mm厚になります。

また構造は共通プラットフォームを視野に入れていますので、同じ基礎設計のケースに複数ラインナップで対応が可能となる見込みです。例えばヘッドフォンアンプ、プリアンプ、ボリューム付きパワーアンプ、ネットワークトランスポートなども視野にはいります。

実際にどこまで展開するかは不明ですが現時点ではハイエンドDACとJunction DAC2はこのケースで展開を予定しています。

また告知通りハイエンドDACには物量型のライン出力回路も搭載します。発熱が非常に大きいので以前のような構造のケースでは熱量に対応ができませんでしたが、今回のケースであれば熱問題は大丈夫でした。この回路はヘッドフォンを駆動できるレベルですがこれをライン駆動のために使用します。

秋のヘッドフォンまつりではあえてこのライン出力回路でヘッドフォンを駆動するデモを行うのも面白いのではと考えています。

こういう発想は往年の製品で一般的であったものの今ではほとんど失われた技術で、これと最新のデジタル技術と組み合わせて反映させていきます。デジタル技術についても4重PLLで最小0.001Hzからの低周波位相雑音への対応など往年の製品では不可能だった領域への対応も含まれます。

DAC部はJunction DACと同等の内容でテストをしているのでその影響もあると思いますが、トランスポートや設置に問題を抱えているシステムではJunction DACとハイエンドDACの差は非常に小さいです。今の時点ではですがシステム環境が良くなるごとにハイエンドDACの優位性が出てくる印象です。ただし初期試作の印象なので今後大きく変わる可能性があります。参考程度でお願いいたします。

環境への伸びしろはとても素晴らしく比較テスト用のハイエンド志向のシステムであれば予想以上の可能性を見せてくれています。基本的には同じ傾向ですがJunction DACとの違いはこのような伸びしろです。あとはどこまで細部にこだわれるかになりそうです。

Marlin DACの値下げを行いました。年末まで

製品のモデルチェンジに伴い、現行品の値下げを行いました。在庫限りで終了になります。

Marlin DAC

次世代品はよりコンシューマ向けの機能に合わせて名称、外観、機能を再検討中です。モデルチェンジの時期は未定ですがこちらも分かり次第ご報告いたします。

製品について質問がありましたので、回答例を掲載します

Q.Marlin DACをコンシューマー向けに使う際の使い勝手はどうでしょうか

A.標準設定でゲインが高めなこと、ボリューム調整のできる高品位な製品(プリアンプなど)が別途必要になる以外は通常の2ch DACと同等です。USBオプションもあります。出力ゲインを下げるオプションはありますが、音質は同等ではなく固有の良い部分は少しだけ減退しますのでゲイン調整は強くおすすめはしないです。可能であれば高品位なボリュームを搭載する製品を接続されるのが良いです。

Q.Marlin DACは次世代へアップグレード予定はありますか、またサポートの継続性はどうでしょうか

A.次世代機の内容はまだ決まっていません。仕様が決まっていないためかなり内部設計が異なる製品になる可能性もあります。そのためアップグレードは必ず提供されるとは限りません。サポートは規定通り、製造終了7年継続になります。

Q.Junction DAC とMarlin DACとの音質・性能比較について

A.簡単にまとめると次のようになります。

  • 空間描写と透明感に優れ、高域の精度が高く、その上で高い駆動力を確保しているのがJunction DAC
  • アタックが明瞭でキレと厚みがあり、それでいて現代的な精度感や背景音も両立しているのがMarlin DAC

測定性能はJunction DACのほうがTHDとIMD性能は大幅に優秀でSNは同等です。Marlin DACは測定的にはJunction DAC以下です。音の部分は上記以外に他の表現もできると思いますが絶対的な実力としてはどちらもかなりハイレベルだと思います。

要求として空間描写や高域の高精細さを必要としていたり音楽を解析的に微視的に追求するならJunction DACのほうが適切かもしれません。音のキレや厚み重視でザラッとしながらも情報量の確保を求めたり音楽を俯瞰的に楽しむのであればMarlin DACはおすすめできます。

参考程度ですが以上です。

Q. Junction DACの販売予定価格・販売予定時期

A.アップグレードではなく、単体製品としてのJunction DACの回答になります。

アップグレード自体は今年中のスタートを目指していますが、新規のJunction DACの単体展開はまだ先になる見込みです。ハイエンドDACと共通の仕組みを導入する関係でソフトウェアもかなりの部分が作り直しになります。ケースはハイエンドDACと共通、ベース基板は以前のもの設計をもとに新規設計です。新規開発部分が多く時間がかかります。

また現在ハイエンドDACのケースを製造中ですが予想以上に費用がかかりそうで、Junction DACも同じケースを使うと価格は50万円超えになりそうです。

またJunction DACはマルチチャンネルDSPが売りのDACなので2chでしか使わない場合は無駄な機能が多いかもしれません。2chでより廉価な製品はさらにその後の計画になります。

NU-DDCの社外外部電源について情報を集めています(6/8追記)

2025/06/08 追記

こちらでうまく追試ができていないのですが、重要な情報提供によると下記条件で問題が発生しやすいようです。

  • 電源電圧を9V前後に設定し電源スイッチで電源を切らずにアダプターを直接抜く
  • この症状は7.5V以下ではほぼ起こらない

一部のリニア電源で7.5Vなどの設定でも似た症状が起きている原因は、電源側を遮断時に遷移電圧に少し高い電圧がかかっている可能性がありそうです。また標準の6Vアダプタでの問題は確定では一件もありませんでした。ロットの違いについても同様です。内部パーツは同じなので動作は同じという認識です。

この情報が正しければ対策としては次のような内容になります。

  • 電源側のスイッチを切る前に、NU-DDC側の電源を切る
  • 電圧を7.5Vからさらに下げて余裕をもたせる

情報の件数が少ないので確定ではありませんが、問題が起きている方は上記をお試しください。

また一部の方が誤解しているようなので合わせて補足しますが7.5Vは動作推奨電圧ではありません。動作推奨はあくまで6Vです。参考として提示することがいつの間にか公式の推奨判定になり、標準アダプタの電圧に苦情まで出るようになると、今後このような情報は一切提供できなくなります。

7.5Vは一部のお客様が音質が良いと評価していたので参考として提示しましたが、こちらでは7.5Vでは長期的な安定性や動作チェックを一切行っていません。安定動作を確認したものを付属することと、音が良いからと動作確認していない電圧に付属品を変更することは全然話が違います。

このあたり、ご理解をよろしくお願いいたします。

以前の記事

最近外部電源が原因と思われる不具合の連絡が複数件発生しております。一部故障が疑われる症例もあり実績のない外部電源の利用について注意喚起を検討しています。

同じような症状のご相談があり具体的には下記の問題が発生する外部電源との組み合わせが存在するようです。これがまだ電源側の問題かは確定ではありませんが、より詳しい症状と原因の確認のために外部電源との組み合わせと動作について情報提供をお願いしたいと考えております。

  • (問題症状)電源を切って再度入れようとするとLEDが点灯状態のまま起動しない
  • (未確認)メーカ不詳の外部リニア電源を使用?
  • (症例あり)7.5Vから8Vなどの電圧で使用中に発生する
  • (症例あり)10~20分ほど放置、または電圧を6.2Vに設定すると正常起動可能になる

こちらの付属アダプターではこの動作は再現されませんので、これらは特定の動作を行う外部電源との相性によって発生する症状だと考えております。

もしこの症状を経験された方で、外部電源のメーカーや仕様や症状についてより詳しい情報の提供が可能な方はお願いしたいです。とくに不具合についてはメールで直接ご連絡いただければ色々と差し支えないと考えております。

問題がない安定動作の組み合わせについても情報提供歓迎いたします。最終的には不具合のない推奨機種、不具合が発生する非推奨機種についてはNU-DDCの製品ページに掲載したいと考えています。

情報収集にご協力よろしくお願いいたします。

製品ロードマップ大幅更新、NU-DDCの生産終了について

NU-DDCの出荷は大変おまたせしました。ようやく希望数の全数出荷ができて今のところ大きなトラブル報告もきていません。NU-DDCは全体の出荷数としてもかなりの台数となっており、みなさまに大変感謝しております。今後の製品開発もおかげさまで順調に続けることができそうです。

次の開発予定はJunction DACになります。光ブースター2、ハイエンドDAC、Integrated V2は平行で開発を進めますが、生産はJunction DACの量産発注以降になります。

トップページにも記載しておりますが新製品の開発状況、仕様の予定、再販含む生産予定のお問い合わせの前に下記製品ロードマップをご確認お願いいたします。すべての最新進捗は随時こちらで更新するようにしています。

製品ロードマップ

NU-DDCは生産終了、サポートは継続

販売は完全に落ち着いており50台前後とまとまった安定在庫が残りましたので今後数年以上大丈夫そうなペースです。

そのため再生産は不要という判断になりました。

またサイトの表記自体は現状のままです。在庫がある限りは完売品ではなく現行品の案内になりますし必要な対応は引き続き行いますのでご安心ください。ただし完売後の再販はありませんのでその点のみご注意ください。

NU-DDCの在庫補充と、検証環境のためのTaiko Audio SGM Extreme

大変お待たせいたしました。ようやくNU-DDCの在庫が補充され常設在庫になりました。

本日時点で在庫にかなりの余裕があります。初動は早かったものの現在はペースかなりゆっくりになっていますので即完売するような状況ではありません。おそらく長期で在庫は大丈夫だと思います。今後はじっくり検討してご購入いただけるようになりそうです。

もう一つのお知らせはトランスポート検証のためのTaiko Audio SGM ExtremeとExtreme Switchの導入です。ハイエンドDACの最終仕上げにも必須だと考えておりますのでラインナップが完成するまでは設置予定です。導入は少し前で色々なテストをしていますが現時点でわかっていることは以下のとおりです。

  • トランスポートの影響をNU-DDCが改善することは正しいがすべてを解決はしない
  • SGM ExtremeでNU-DDCが不要になることはなくDDCとトラポは相乗効果
  • 要するにSGM ExtremeとNU-DDCの改善領域は似ているようで異なる

DACは自社以外に5機種ほどで試していますが似たような印象です。ただしDACによって改善の上限が決まってくるようで、ハイエンドなDACほど伸びしろがありどこまでも改善する印象でした。WATERFALLのハイエンドDAC開発は内部の基本部分は概ね完了しておりますが、この環境での伸びしろをチューニングしていくことになります。

Marlin DACの貸出機改装と受注時オプションにつきまして

Marlin DAC

 

ショップで取り扱い中のこちらの製品の一部仕様変更対応のお知らせです。発注時に下記オプションを対応可能になります。

  • 無償オプション1 Amanero combo384 USB入力の追加(仕様詳細資料PDF usb_option
  • 無償オプション2 アナログ出力レベルの変更(+20dBuでなく4Vrmsなどコンシューマレベルへの調整)
  • 有償オプション 上記オプションに合わせたシルク印刷内容の変更。より主張が控えめなデザインへの変更も対応可能。変更内容次第で要見積もり

みなさまに使いやすい仕様への調整、変更が対応可能になります。現在貸出機の仕様変更対応中ですが、今後貸出機もUSB対応が標準となります。

ヘッドフォンまつりのお礼、直近の予定につきまして

当日のお礼と列整理システムについて

当日は多くの方にご試聴いただきましてありがとうございました。午前中はかなり空いていてこのままならシステムの稼働は不要かなとも思っていたのですが、午後からは少しずつ混雑状態となり準備していた列整理システムの運用となりました。

当日うまくいかなかったのはお待ちいただく試聴時間を測定する時計がなかったため規定時間が予告どおりでなく、想定よりかなり長らくおまたせしてしまう方も発生してしまいました。

ただ幸いなことに列がシステムの上限を超えて発生することはなく、なんとかご希望の方に視聴いただけたのではないかと思っております。

列整理システムについて時間の計測以外に改善のご要望などがあれば来年に向けてできることは検討したいと思います。列整理は初運用でしたが今後も同様の余裕のないレイアウトでの開催となる可能性はありますので、可能な範囲での対策と準備はしておきたいと考えております。

当日の印象について

どちらのシステムも概ね好評だったと感じています。現状の進んでいる方向性が間違っていないことは確認できました。

システムの出音もネットワーク環境を除けば概ね意図通りの音が出ていたので、万全とは言えないまでも致命的ではないと言える程度の音は出ていたと思います。

会場のネットワーク音質について

今回は逢瀬側で試験的にQobuzを使って運用しましたが、これについては色々とご意見がありましたので、こちらの見解をまとめておきます。

  • 会場のネットワークの環境は想定以上に良くない(朝の音出し時に強いノイズを感じた)
  • 会場では普段のテスト環境と比較してローカル音源とネットワーク音源の格差が凄まじかった。QobuzだけでなくTidalも同様の印象
  • 普段の環境ではQobuzだけが特定の問題がある音質だとは感じていない。音質傾向はあるが支配的ではないという認識

一部でQobuzの音質にのみ大きな問題あるというようなご意見を見かけたのですが、ネットワーク環境自体の問題がはるかに支配的だと感じた点はお伝えしておきたいです。もしかしたら都内近郊在住の方は自宅でも会場の同等のネットワーク環境なのかもしれませんが、こちらの普段の環境ではこのようなノイズっぽい音ではないです。

今のところQobuzの音質についての感想は人によって大きく異なる部分もあり、共通点があまり見いだせていません。見ている限りですが住所のカテゴリ(一戸建て、集合住宅、都内、郊外、田舎、国内外も)による違いが大きそうです。元々の音質の伸びしろは結構ありそうなので、ネットワーク環境の影響は受けやすいのではと予想しています。

会場ではとにかくネットワークストリーミングかローカルかの差には支配的かつ致命的な問題があるとは感じました。なので今後はネットワーク関係もイベント向けに別途対策は必要だと考えています。来年はもう少しネットワーク側の対策を検討してみます。

直近の予定について(ロードマップページを作成)

当日いただいたご要望です。製品の開発と生産の予定がBlogの過去ログに散らばっており非常にわかりにくい状態になっておりますので、一旦まとめて整理したロードマップ専用ページを作成する予定です。こちらは近日中に作成して公開する予定です。

予定されている製品群の今後の開発の工程と予測時期をわかりやすく、また確認しやすくなる見込みです。

2024秋ヘッドフォンまつり列整理対応についてまとめ

(当日更新用)システム稼働状況

17時00分 今は混んでません

稼働なし 逢瀬システム オンライン待機列エントリーリンク

稼働なし Mariana Blue Soundシステム オンライン待機列エントリーリンク

列整理適用のタイミングについて

当日の早朝からシステムは適用しません。システム適用をするかどうかは当日の状況を見て判断します。稼働状況は当日こちらのページに追記する予定です。

列ができなければ通常対応です。

列が周囲に侵食しそうな状況になった段階で列整理のシステムをスタートします。システムが一旦稼働したあとは基本的には下記の列整理システムでのご案内とします。

列整理システムのご案内、試聴の段取りまとめ

整理券ではなくオンライン型の列整理システムを利用します。例外的なトラブルが合った場合はスペース前で直接ご案内、ご対応になりますが、システムが正常稼働できている場合に限り、下記でご説明する方法でのご案内となります。

画面サンプル オンライン待機列

 

画面サンプル スペース前待機列

画面サンプル 試聴席

待機には状態が存在し、オンラインとスペース前の2つの状態があり、それぞれに最大人数が規定されます。

  1. オンライン待機列へのエントリー(最大10人)
  2. スペース前待機列(最大2人)
  3. 試聴席(最大1人)

下記に2つのシステムへのオンライン待機列エントリーのためのURLリンクとQRコードを掲載します。当日現地より携帯などで待機したいシステムのURLリンクからエントリーしてください。

逢瀬システム オンライン待機列エントリー用URLリンク&QRコード

Mariana Blue Soundシステム オンライン待機列エントリー用URLリンク&QRコード

URLは当日まではエントリーできません。試聴システムごとにリンクは異なりますのでご注意ください。

列待機システム運用ルールまとめ

  • スペース前待機列はそれぞれのシステムで最大2組までです。それ以上はオンライン待機列なのでスペース前で待つ必要はありません
  • オンライン待機列は最大10人までなので満員の場合はオンライン待機列が開くのをお待ち下さい
  • オンライン待機中は現在の順番を確認できます>「画面サンプル オンライン待機列」参照
  • スペース前待機列への案内は携帯の画面で表示が自動で切り替わります。スペース前に移動してください>「画面サンプル スペース前待機列」参照
  • 試聴の際にお呼出番号を確認します(お呼出番号は通し番号のため個別の番号です)
  • 持ち時間は一人10分。システム上で管理します。スペース前待機列がある場合は10分で試聴の終了をご案内します
  • スペース前待機列が空になった段階で「オンライン待機列にエントリー済かつスペース前待機をしていないお客様」は一旦全員キャンセル扱いとします
  • ただし数分で試聴を終えるお客様が連続発生した場合のみキャンセルまでの規定時間まで猶予を設けます
  • 自動キャンセルや試聴終了後にもう一度エントリーは可能です。ただし混雑時は一定の配慮をお願いいたします
  • 当日に会場に付く前にエントリーした場合ですが、開場後の呼び出し時にスペース前にいない場合は即強制キャンセルになります
  • 携帯非所持などの理由でオンライン待機列にエントリーができない場合、スペース前列待機とオンライン待機列が空いた状態のみ試聴ご案内できます
  • (追記)同様にスペース前列待機とオンライン待機列が完全に空いた状態、このときのみオンラインのエントリー不要で試聴できます

当日の列待機についてご質問があれば今のうちにコメント欄にてお願いいたします。

(再掲)展示ヘッドフォンについて

  • Dan Clark Audio E3=逢瀬システムとMoondrop VENUS=Marlin DACシステムはそれぞれのシステムに固定で入れ替えは基本はできません。いずれのシステムも空いている時間帯のみ入れ替えは例外的に対応しますが、試聴希望のお客様があとから一人でも発生した段階で試聴は中断お願いします。
  • Utopia SGは割当のない自由枠ですが、空いている場合のみに試聴が可能です。1台しかありませんのでいずれかのシステムでUtopia SGが使用中の場合はお聞きいただけません。必ずUtopia SGでの試聴ができるわけではなくUtopia SG待ちで試聴席を占有することはできません。時間枠が終了の場合はそのまま終了です。
  • 展示用ヘッドフォンをお使いになる場合に、気になる方はアルコールペーパーを用意しておきますのでご利用ください。
  • 展示用のヘッドフォンのケーブルは材質と構造を統一してあります。
  • ヘッドフォンの持ち込みは対応可能ですが4pin XLR接続ができるケーブルをご用意ください。

以上について、あらかじめご理解をお願いいたします。

秋のヘッドフォンまつりに出展します(2024/11/1更新)

秋のヘッドフォン祭 2024

(画像をクリックで公式へ移動します)

当日のスペースはこちらになります。6Fの602A室の20番です。

列と当日の対応について

場所の関係で混み合ってきた場合には整理券対応になる可能性があります。念の為準備はしておきます。今回は周辺に列を作るスペースが全くないので待機列の形成は不可能だと考えております。

前回のように皆様にご意見をこちらから聞くことはありません。この点はご安心ください。基本的には試聴が終わったら速やかに移動をお願いします

もし質問事項やお伝えしたいご意見などがある場合は試聴後にその旨をお伝え下さい。その場合はスペース前から一旦離れて個別で対応いたします。もし同じ質問が頻出した場合は後日こちらに追記して対応する可能性もあります。

2024/11/01記載 列整理関連は別ページに移動しました

2024秋ヘッドフォンまつり列整理対応についてまとめ

2024/10/26記載 展示内容の更新と展示について意気込みとメッセージ

Mariana Blue Soundより

MB soundは透明感が有り空間分離の良いサウンドの製品造りを目指しています。
Marlin DACではジッターや電源ノイズの影響を受け難いアーキテクチャーを採用してそれが実現できたと思っております。
ご一聴頂ければ幸いです。

システム

  • Soundaware D300(Roonトランスポート)
  • Marlin DAC(DAC)
  • Boulder 812(プリアンプ、ヘッドフォンアンプ)
  • Moondrop VENUS(ヘッドフォン)

このシステムはMarlin DACの魅力をご体験いただけるシステムとして機器選定を行いました。

試聴はノートPCよりRoon+Tidalで、楽曲はTidalから検索しての再生になります。お聞きになりたい曲の候補は事前に調査しておくとスムーズです。

合同会社逢瀬より

今回はヘッドフォンまつりのために特化したシステムを用意しました。今まではあるものを組み合わせて展示しておりましたが今回は特別にJunction DACヘッドフォンまつり仕様とNU-DDCを中心に調整を行った特別な内容です。

DAC周辺の構成、デジタルフィルター、バッファ部、すべての選定を見直し、ヘッドフォンプリアンプは今回のための専用品でケーブル類もシステムに合わせてあります。

このシステムの音質チューニングには丸ごと数ヶ月かけました。おそらく当日は電源環境やネットワーク環境の制約はありますが、それでも従来より遥かに高い精度で今後の逢瀬の方向性をご体験いただける貴重なシステムになっていると期待しております。

残念ながら予告していたハイエンドDACは間に合いませんでしたが、中途半端なハイエンドDACの試作品を展示するより、課題も含めて一旦今やりきったシステムを展示するべきと考えて今回の展示内容に決定しました。(今の時点で既にわかっている課題はありますが、そのいくつかは今後改善する予定です)

去年より全てにおいてグレードアップした展示内容にご期待ください。

システム

  • NU-DDC+新型SPDIFブースター試作品(USB-DDC)
  • Junction DAC ヘッドフォンまつり仕様(2ch仕様のDAC)
  • 専用ヘッドフォンプリアンプ(プリアンプ、ヘッドフォンアンプ)
  • Dan Clark Audio E3(ヘッドフォン)

試聴はノートPCよりQobuzで楽曲を検索しての再生になります。お聞きになりたい曲の候補は事前に調査しておくとスムーズです。

今回のヘッドフォンプリアンプは0.5dB単位で-127dBまで減衰可能です。トランスアッテネータではなくアクティブ式のプリアンプでヘッドフォンアンプが一体になっています。DACも含めて一切の操作はプリアンプ側のボリュームノブのみ開放で、それ以外は操作できないようテープでロックする予定です。

Focal Utopia SGとその他のヘッドフォンについて

  • Dan Clark Audio E3とMoondrop VENUSはシステム固定で入れ替えは基本はできません。いずれのシステムも空いている時間帯のみ入れ替えは例外的に対応しますが、試聴希望のお客様があとから一人でも発生した段階で試聴は中断お願いします
  • Utopia SGは割当のない自由枠ですが、空いている場合のみに試聴が可能です。1台しかありませんのでいずれかのシステムでUtopia SGが使用中の場合はお聞きいただけません。必ずUtopia SGでの試聴ができるわけではなくUtopia SG待ちで試聴席を占有することはできません。時間枠が終了の場合はそのまま終了です。
  • 展示用ヘッドフォンをお使いになる場合に、気になる方はアルコールペーパーを用意しておきますのでご利用ください。
  • 展示用のヘッドフォンのケーブルは材質と構造を統一してあります。
  • ヘッドフォンの持ち込みは対応可能ですが4pin XLR接続ができるケーブルをご用意ください。

以上について、あらかじめご理解をお願いいたします。

2024/10/17記載 展示内容について

現在わかっている範囲で書きますと以下のとおりです。

  1. Mariana Blue Sound  – Marlin DAC + 市販高級ヘッドフォンプリアンプ + Roon対応トランスポート
  2. 展示仕様Junction DAC + 試作ヘッドフォンプリアンプ + NU-DDC

今回再生は完全に別々のシステムになります。順番まちも個別に対応する予定です。

Junction DACもそうですが、試作ヘッドフォンプリアンプは初出展の内容で去年の展示内容とは内部は全く別物です。試作品は色々ありますがJunction DAC含めて今年はこの組み合わせが最も熟成度が高いです。今回の出展のためにこの組み合わせで数ヶ月は音質調整をしました。(進捗の関係で単体ヘッドフォンアンプの展示はありません)

Marlin DACも今年はJunction DACとの比較試聴はやめ、DACの魅力を最大限に伝えるシステムとします。ヘッドフォンアンプも当社のものではないハイクラスの製品を組み合わせます。JunctionとはDACの方向性が違いますので魅力をより理解いただける組み合わせとする見込みです。

いずれもシステムのより詳しい内容詳細はイベントが近づいてから改めて追記します。特にファイル再生とネットワーク再生の詳細がQobuzの開始予定に合わせて変更になる可能性があります。いずれにしてもトランスポートは制約の中でなるべく良い条件を揃える予定です。

こちらで用意するヘッドフォンは以下を予定しています。

  • Focal Utopia SG(リファレンス)
  • Dan Clark Audio E3(Junction DACシステムに推奨)
  • Moondrop Venus(Marlin DACシステムに推奨)
  • 注意:Final D8000はなくなりました

事実上の標準試聴機となっているUtopia SGがありますのでこちらを共通リファレンスヘッドフォンとしてお役立てください。ただしいずれも1台ずつなので空きがない場合は他のヘッドフォンで試聴いただくことになります。

ヘッドフォンの持ち込みは対応可能ですが4pin XLR接続ができるようにケーブルをご用意ください。

以上です。追加情報がありましたら追記します。