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光ブースターの使用方法、質問、サポートにつきまして

以下のような質問を頂いておりますので、こちらで回答いたします。

まずはすみません。サポートについては基本的にフォーラムまたはコメント欄で受付をしていますが、本件はお客様の発言を見つけるまでコメントの存在に気づくことができませんでした。

理由は自動でスパムコメントと判断されて見えなくなってしまっていたからです。スパムになってしまった原因はメールアドレスが存在しないものだったためそう検知されたものと思われます。

(メールアドレスも名前も登録リストに実在しないのでどのお客様かこちらからはどなたか判別できず、やむを得ずこちらのBlogでご案内するしかない状況です。本来はどなたかわかればメールアドレスで直接ご連絡する案件です)

なおコメント欄は認証制になっていますが実際のところスパムコメントが多いので日常的にチェックはしていません。一旦スパムと認定されますと一切の通知がないのでこちらでは気づくことができません。

1週間程度回答がない場合はメールでご連絡いただくのが確実かもしれません。ですが一般的な質問については他のお客様も見ることができるのでサポートフォーラムのほうが望ましいです。なおサポートフォーラムは事前ログイン必須になっています。

フォーラムのトップページQRコード(ログイン不要)

光ブースターサポートフォーラム(ログイン必須)

今回頂いた質問についてはこれから一般的な質問としてサポートフォーラムの方で回答いたしますので、そちらをご覧ください。

フォーラムではなく、こちらへコメントをする際のメールアドレスは実在するものを記入して頂けますと助かります。メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。

送料についての回答

フォーラムにも記載しましたが、送料についてはこちらでもお伝えしておきます。

今回はじめてご利用のお客様にとって疑問があるかもしれません。ショップでの送料は一律1000円に設定させていただいております。最大の理由は個別設定の方法が難しく一律設定としていることが理由なのですが実際の内訳としてはヤマト宅急便、宅急便コンパクト、日本郵便のレターパック、このように複数の手段を使っています。

1-2台光ブースターを購入された方はレターパック、3台の方は宅急便コンパクト、4台以上の方は通常の宅急便です。通常の宅急便の場合は1000円以内にはなりませんがその分は当方負担です。

また同様にパワーアンプやDACなど、比較的大型の製品を出荷するときは場合によっては2000円以上になることもあります。いままでの逢瀬では実際には日常的に1000円以上かかっていましたが高額製品なので送料は基本サービスだと認識していました。

ですが今回光ブースターで初めてのお客様も多いようで固定送料が逆に不当に見えるようになってしまいました。レターパックは今回が初めての利用だったので、確かにこの差額に疑問を持つことは当然です。

このあたりは完全に当方の事情ですみませんが上記のように都度送料を設定、変更することが難しいので一律とさせていただいている事情がありました。送料が高額になる製品は大抵のケースで製品総額も高額なので、当方の負担でも特に問題なかったと考えています。

これについては光ブースターのみのお客様にとっては確かに問題に感じられる可能性があるのでショップ表記を送付手数料(送料ではなく当方の固定手数料)と変更しました。

光ブースターの再販希望アンケート調査

先日大変ありがたいことにほぼ最終となる60台の販売完了となりました。概ね1時間程度での終了でしたので希望者全員は買えていないだろうと判断しています。これ以降はまとまった在庫補充はできませんのであとは再販の判断待ちとなります。

そこで再販希望の方がどれくらいいるのか調査するために集計アンケートを設置します。しばらく設置しておきますので、再販希望の方はご協力をお願いいたします。ここで頂いた数量をもとに再販自体を行うかどうかの判断と、再販のための数量を決めたいと思います。

期間は数週間程度を予定しています。

2022/05/08 アンケートは受付終了しました

2022-04-19 暫定集計結果

投票ありがとうございます。今のところ無効と思われる票はほとんどありません。横軸は経過時間、縦軸は数量です。現在トータル28台ですが投票ペースが急激にダウンしています(ただし平日に突入)。もし数週間経過後もこのままのペースだと再販は難しそうな状況です。今ロットの在庫残もまだ10台弱あります。

とはいえまだ出荷も終わっておりませんのでアンケートはまだまだ引き続き受付します。おおむね連休明けの時点で全体の希望が把握できると予想していますので、その時点の数量で判断したいと思います。

※補足です。まとまった数量がないと再生産が難しい理由は購入単価です。概ねですが100個を切ると部品だけでなくすべての工程のコストが急上昇するため、現在の価格のままで再販することが難しいのが理由です。100個の再販が不可能の場合は再生産は断念します。もちろん希望数は100個に満たなくても希望分で生産&在庫リスクを賄えそうな場合は再生産します。

2022/05/03 暫定集計結果2

こちらが現在最新のアンケート結果になります。合計で78となっておりますので再販は確定です。概ね60台以上あれば最低100台の再生産を予定しておりました。連休に入りましてこの数値をクリアしています。ありがとうございます。

現在早速各種部品の取り寄せ作業を進めています。ただ残念ながら一部の部品が品切れで仕入れに時間がかかるものもあるようです。まだタイミングは確定しておりませんが在集はスタートしておりますのでご安心ください。

残り僅かな在庫については、不具合によるお問い合わせがあったことと、再度少数の争奪となってしまう可能性が高い状況のため、再販までは初回ロットの修理交換用部材として販売保留しておく予定です。

再販までお待たせいたしますがよろしくお願いいたします。

2022/05/08 集計結果

最終結果です。5/3に再販の告知を行ったためかアンケートはほとんど伸びませんでした。結果79台です。

今回の生産はこの結果を受けてちょうど100台を予定していますが数台の不良があっても十分問題なく間に合う数量になります。もし投票されていない方がいてもその分はこちらから推測することができませんので、残り余裕分の約20台で万が一不足があった場合は再生産なしの完売となる見込みです。

今の予定ではアンケート回答いただいた方へ(システム的に可能であれば)メールで販売の正確なタイミングのご連絡を行いたいと思っています。アンケートのご協力ありがとうございました。

光ブースターの発注&出荷予定につきまして

おまたせしております。こちらに製品ページを用意してあります。製品についての基本情報と特徴、使いこなしについての情報を公開済みです。

光ブースター SPDIF-Converter

現在全数の検査と50台の組み立て出荷準備ができたところです。これから販売の受注から出荷の段取りとなりますが、こちらのキャパシティーを超える数量の注文が万が一ありますと期限内での出荷が困難な可能性もありますので台数を分割して受注を行う見込みです。

タイミングとしては来週より受付を開始予定です。初回は12台、以降12台ずつ分けて受注と出荷を行うという段取りで進めさせていただきたいと思っています。販売ペースが緩やかになった時点でまとまった在庫を補充するつもりです。

製品の保証関連ですが、初期不良2週間以内送料無料で対応、1年間無償修理(送料はお客様負担)、それ以降は有償修理対応となります。

以上よろしくお願いいたします。

2022/04/12

大変ありがたいことに、昨日の12台は昼頃に在庫補充しましたが1時間以内に完売になりました。

次回は水曜の夜に補充します。概ね21-22時ごろを予定していますので、よろしくお願いいたします。次回も同様に12台です。

なおBNCオプションの個体を少数用意していますが、非常に数が少ないのでまずはRCA版が安定在庫できるようになって以降に在庫開始予定です。

2022/04/14

先日の販売はわずか1分で完売となってしまいました。十分な時間や数量を用意できず申し訳ありません。

そこで次回は12台ではなく60台ほど一気に補充します。ただし出荷は一気には対応できません。まだ検査段階のみで組み立てが終わっていない分があるためです。なので概ね1-2週間かけて少しずつ出荷していく形になります。この点予めご了承をお願いします。

ないと思っていますがもし60台が即売り切れてしまった場合、それ以降に補充できる数量はほんのわずかです。それ以降は再生産となり最低でも数ヶ月お時間をいただくことになりますのでご注意ください。なお土曜日はお昼ごろに補充予定です。

旭化成AK4499EQの国内在庫があります

3/17時点でタクミ商事さまにIC残数350個あるそうです。同社のsemiconboxで検索しても出てきませんが直接問い合わせをご利用ください。参考までに当社の購入価格は現在の市場プレミアム価格ではなく通常価格でした(当社取引とは別になるので価格はおそらく個別相談です)。

現在タクミ商事さまにある現在の残り350個はフリー在庫なので、必要な方は今のうちに入手をご検討ください。個人から少数で購入できるかは不明ですが、10個単位での販売実績はあるようです。

取扱商品

AK4499は素晴らしいICながら国内のオーディオメーカーからは採用実績がない状況ですが、どこか競争力のあるメーカーが採用して世界と戦っていただければ…と思いました。

余談ですがこの在庫品はもともと当社のDACプロジェクトでの過剰注文分でした。しかし皆様ご存知のように予期せぬ工場火災で同ICは製造不能となり、これが現在最後の正規在庫かもしれません。画像の通り190個当社が購入していますが、この190個とは別にまだ余剰在庫が350個あるということです。

最後の4499を使った製品開発はじっくり進めたいと考えています。次は前回の反省を活かし位相問題やタイミング問題は100%発生しないようにします。

最近の状況についてご報告します

光ブースターの生産

まず光ブースターについてですが、基板類については仕入れと実装は問題なく順調です。昨今の半導体問題については詳しく後述しますが、光ブースターは仕入れがまだ致命的でないタイミングだったので大丈夫です。ご安心ください。

現在はケースの量産中です。色々と発注先の問題があり生産が遅れています。いつ到着になるのかはまだわかっていませんが少なくとも到着後に梱包出荷準備になりますので早くても3月下旬以降ではないかと予想しています。

光ブースターの音質についての案内予定

あれからいろいろな検証を行いました。結論としてはミドル以下の価格帯のお客様向けの使いこなし推奨内容と、ハイエンド向けのお客様の案内を完全に分けます。これらの内容は大幅に異なる内容になる見込みです。

簡単に該当だけご説明しますと、ミドルロー帯については最大のコストパフォーマンス効率を出すための方法論の案内が中心になります。それは先日お伝えした1-2台で完結し簡単な外部対策で終わらせるプランとほぼ同様です。これならこの価格帯のお客様にとって最も現実的かつ満足の行く結果は十分得られると考えています。この結論や案内はほぼ従来の内容と同等です。追加になりそうなのは2台の使い分けの方法論です。

もう一つのハイエンド向けの案内ですが、こちらは上記とは全く異なる内容になります。このあたりの検証を年明けに当方の場所以外のかなり高精度なハイエンド環境にてテストを行いました。その結果ですがハイエンド向けでは不完全性のカバーのために予想よりも多岐にわたる多くの対策が必要という内容です。このあたりの詳細は今後発売までに製品ページにすべて記載する予定です。

ここで簡単に概要をお伝えしますと、光ブースターだけでなく大本のトランスポートのクロック品位、電源品位、ケーブルの完備が必須という内容になりそうです。向上幅は全体的に見れば僅かですがその差は極まったシステムほど重要な最後の差になります。ですのでハイエンド向けは予算度外視の方法論になります。ただもともとハイエンドの方は予算度外視の方しかいないと思いますので特に問題はないかと思います。

補足追記 2022/02/28

ただ光ブースター+デジリコと組み合わせて100%完璧になるかどうかで言えばそれは絶対にありえません。ですがミドルローの方法論でもただ高額なだけのハイエンドよりいい部分は作れると思います。でも上に上がればまた上があります。ある程度上に行ったら終わりではなく結局ハイエンドの方法論とは永久に終わりのない追求です。色々やってよくわかりましたが変化要因を完璧に0にすることは不可能です

ハイエンド志向のお客様はそれを理解した上でどこまでやりたいのか、現実的なラインを各自見極めていただきたいと思います。逆にミドルローの方法論は安値で簡単に効率的に上に上がるための方法論です。ここまでが従来の逢瀬がお伝えしてきた方法論ですし現実的な価格で収まると思います。

ですがそれで満足ができないならハイエンドの方法論しかありませんがこちらは予算度外視とお伝えしています。大半の方にはおすすめしません。ハイエンド方法論とは従来の逢瀬では可能な限り排除してきた思想です。今までの文法とは違いますのでご注意ください。

正直ハイエンドとミドルローの到達地点の差はかかる手間と費用に対して非常に小さい、とても効率が悪くほとんどは不要な対策だと個人的に思っています。でもそれが本当に必要かどうかについては各自でよく考えていただきたいです。ほんの僅かでも変わるなら少しでも上に行きたいと考えてしまうなら最後は永遠に終わりのない旅が待っています。その道をあえて行くならあらゆる対策が必要です。後半の対策は当社が解決することはもはや不可能な領域です。

例えばですがファイル再生であればファイルの保存コンディションや再生環境要因も含まれます。ネットワーク再生でも同様です。極端な一例として郊外にシールドルームを作って完璧に近い電源ノイズ対策をして個別の部屋に究極のトランスポートと再生システムを分けて設置する必要がある、このような事例は相当究極かもしれませんがお伝えしても誰もできないと思います(このようなことは本番では書きませんが一例です)。ですが最後はそこまでやればまた違いがあるだろうという結論が見えてきています。なので最後は各自でどこまで出来るかを選んで頂くしかありません。

半導体、部品類の危機的な現状と今後の見通し

最近ライン駆動のミステリーを解決するために実験用のプリアンプで各種テストを進めていますが、とにかく最近の仕入れ状況が急速に相当に悪化しています。正直去年の年末くらいまでは世間で半導体やコネクタがないと言ってても、今から比べればまだ大したことなかったです。去年末はまだ汎用のIC類は大抵ありました。一部特殊部品は在庫がないですが代替品を探せばなんとかなるような状況でした。

ただここ数週間わずかの期間で、去年ならなんの問題なく買えたような普通の汎用部品すら軒並み在庫ぎれが始まっていてどれも納入予定が2023年以降となりつつあります。現在はとにかくコネクタない、汎用品ない、特殊品やCPU関係はもちろんほとんど無い、このような状況です。

最近はそのような状況の中でも数年先の分の半導体も在庫しておけるようにかなり情報収集をしており、先週は今年後半納入予定の半導体、コネクタ類について数十万円分発注を済ませました。これでハイエンドパワーアンプの生産やDAC製品を少量ですが作ることが出来る見込みです。

この状況を踏まえて今後のロードマップついて現在お伝えできる内容のみお伝えしたいと思います。

  1. 在庫している廉価版パワーアンプは今の販売ペースなら当面在庫切れの問題はありません。ただし現在の即納品が一旦切れますとしばらく再生産にお時間をいただく見込みです。部材はまだありますのでご安心ください。
  2. 光ブースターは順調に生産を進めています。初期ロット100台予定ですが一旦完売してしまうと再生産が可能かどうか不透明です。ギリギリで売り切れる状況の場合、再生産しても売れる見込みがないので再生産は行いません。万が一すぐに売り切れる場合のみ再生産を検討しますが、再設計含め相当時間がかかると思われます。
  3. ハイエンドパワーアンプはPurifi 7040SAを使う予定です。モノバイアンプでも使えるように標準で2ch仕様です。モジュールと電源は仕入れ予約が完了していますので生産はほぼ可能です。ただし少数生産しかできないので高付加価値の製品です。設計はP500までの従来の音質限界をあらゆる意味で超える内容を目指します。さらなる絶大なパワーと透明感と精密描写の両立となる見込みです。さらに多少の音質調整機能も設けるかもしれません。当然ながらただ組み立てただけの海外廉価ブランドのような中途半端な製品は作りません。
  4. ラインナップに最新仕様のDACがなくなってしまっているので当面の主力となるDACを再設計する予定です。AK4499を使える見込みが復活したためES9038ではなくAK4499を再び使った製品になると思います。設計自体ハイエンドパワーアンプ以降になりますが今できる全力を尽くした内容になる見込みです。ただし部品入手に限りがあるのでどこまで出来るかは不明です。前回のAK4499-DACからは買い換える必要のない製品とする予定ですが諸々のコンセプトは変更する予定です。こちらも少量生産です。
  5. Integrated 250 version.2は必要なパーツの安定的な入手の見込みが1年以上ありませんので当面延期します。250V2より上記AK4499の新作を優先する理由ですが250V1の出荷台数を満たす十分な半導体を入手できる見込みがないためが理由1、次に付加価値の問題です。後者は要するに将来の仕入れ資金をしっかり集めておく必要があることが理由とお考えください。アップグレードはどうしても高付加価値にはできません。ある程度資金の余裕もなければ(今後の状況次第ですが}仕入れが難しいからです。ですが生産ができる状況になりましたら進めたいと思います。
  6. デジリコについては光ブースターの状況を見て判断します。光ブースターの不足分を補うための必要条件は概ねわかりましたが、以前よりハードルが上がってしまったためベストな製品を出すための設計難易度が上昇してしまいました。現在のデジリコのままでは光ブースターと組み合わせても大幅なメリットがありませんので組み合わせて意味のある製品を出す必要があると考えています。ですのでデジリコという製品プランは残りますが内容については再検討が必要です。

以上です。

今後1-2年は冬の時代。生き残る判断が重要

いくつか倒産や生産停止となる事態が見受けられますが当社は大丈夫です。固定費はかなり安く抑えていますのでほとんど売上がなくても数年程度なら問題なく経営を続けることは可能です。特に重要な必須部品の多くは去年以前から予め多めに確保しておりますので上記予定までの生産はなんとかできる見込みです。

上記の通り、光ブースター以降の当面は高付加価値と書いたとおり高額ハイエンド志向の製品が中心の展開となります。以前と同じ価格の製品を出すには部材入手難易度があまりにも高すぎることが原因です。不必要な再設計の上に針の穴を縫うような部品入手状況、手に入る部品の組み合わせの中で音質を追求しなければならない、このような多大な制約があるので低価格&大量生産の優れた製品を作れる見込みがありません。非常に難しい時代です。

昨今のオーディオ業界の値上げラッシュの理由はこれらも理由だと思います。少なくとも当社の場合はこれが理由です。もちろんその分価格以上に価値のある内容にしたいと思っています。外観のクオリティについては諸々限界があるので従来どおりのままですがデザインはもう少し頑張りたいところです。

また状況が大きく変われば予定も変更になってしまうかもしれませんが、ハイエンドパワーまでは以前から告知している予定通りに進めたいです。

ですが部品入手状況の悪化はある程度の影響を受けてしまいます(予想外の部品が枯渇など)。上記のロードマップのうち生産可能分まではともかく、デジリコ以降はどうなるか全くわからない状況です。

2022の新年のあいさつ

あけましておめでとうございます。無事今年の新年の挨拶を迎えることができたことに感謝いたします。会社が無事存続できたのは皆様のおかげです。今後も活動を続けることが許されるように競争力のある製品を作っていきたいと思います。

今日は抱負として、現在のオーディオ業界について個人的に考えていること、そこから当社の今後の方向性について書きます。ロードマップのような具体的な製品計画ではなく、もっと漠然とした方向性の話と捉えてください。

現在の市場の個人的印象

据え置きオーディオも他と同様に二極化に急速に向かっているのではないかということ、そしてその棲み分けと固定化がさらに進むのではないかと予想しています。

より具体的に言えば、据え置き20万円以下の価格帯はすでに中華の台頭が急速に進み、彼らによる支配体制の確立、定着がかなり進むこと。もう一つは数百万円以上の据え置きハイエンドの世界で、こちらは価格がどんどん上昇し一般人には縁のない世界になっていくことです。

中間層どちらにも所属しないミドル帯はおそらく明確な未来は確定していませんが、決して安泰ではない非常に不安定な領域だと思っています。そして据え置き市場は全体的に縮小を迎えるでしょう。当社はおそらくこの領域で独自の生存領域を確保することになります。

ヘッドフォンは緩やかな高級化、そして高性能な低価格機のリリースが続いています。このあたりは価格レンジが違うだけで雰囲気は据え置きと似ています。特に低価格帯コンポーネントは中華製品が性能価格比に優れ一極支配が急速に進んでいると思います。据え置きと違うのはハイエンドと主張できる高級機がまだ一般の人でも頑張れば買える価格帯にとどまっていることでしょうか。ですが何かきっかけ(おそらく高級化に乗るユーザーの減少)があれば据え置きと同じ超高額化の道にいくかもしれません。

イヤホンは完全に別世界ですし詳しくないためよくわかりませんが、イヤホンの人が据え置きやヘッドフォンに移行する可能性は低いまま、当社には今後も無縁の市場です。

とりあえず当社の重要な市場である、ミドル帯据え置き、同ヘッドフォン関係は今後どんどん難しくなっていくと予想をしています。すでにハイエンドを買ったor持っているのにミドル帯の製品を買う理由がないことは大きな理由でしょうし、低価格帯が性能的に限界まで成熟したためミドル帯の性能インパクトが薄くなっていることも理由でしょう。

共通しているのは顧客の成熟でしょうか。据え置き市場自体が成長しない限り、成熟した顧客が次に買う製品はさらなる高みです。しかし市場は拡大する見込みがなく製品の性能向上も限度があります。これが現在とこれからの背景事情になると予想しています。

しかも値段が下がってきたかつての憧れのハイエンドを中古で買うという選択肢も現在のミドル帯に存在します。ですから新製品のミドル帯はもはや厳しい状況です。既存大手の知名度や存在感によって辛うじて維持されている領域となっているのかもしれません。

これからはこの価格帯ほど「なぜこの製品を選ぶのか」という理由が強く求められるでしょう。ガレージメーカーにはかつてのハイエンド(かつての憧れ)と同価格帯で戦えるような競争力はありません。簡単に言えばすでに当社もミドル的位置づけの製品の居場所はなくなっているかもしれないということです。

最大のリスクは中華からミドル帯で非常に付加価値の高い製品が出現することです。ネットワークやデジタル処理機能、そしてアンプDACまで全部入りの一体型。さらに高い測定性能を持ち、デザインも良く高級感もあるモデル。このような製品が20万円前後でリリースされる未来です。昨今のインフレもこれを後押しするかもしれません。すでに発生している低価格帯の競争激化、そして世界的インフレから彼らも付加価値のあるビジネスへ本格的に早く取り組む可能性。これがミドル帯の勢力図が激変するきっかけとなるかもしれません。

ではどうやってここで生き残るべきでしょうか。

当社の使命 ハイエンドクオリティの追求と現実的価格での提供

去年はインフレでオーディオ全体の価格が次々上昇しましたが、当社は今後も本当は価格を上げたくはありません。廉価パワーアンプも値上げより値下げをしたい位です。

ですがそのような安易な値下げばかりでは先がないとも考えています。中~低価格帯で中華と勝負することは日本にある小さい会社にとっては不可能です。安くしてもその分の数売れるわけではありませんし、安くした分利益が出にくくなりますので難しいところです。少なくとも価格が安いことが売りでは先はありません。廉価パワーアンプもやすくするために数を作ったものの予想より少ない数しか出ておらず厳しい展開です。

当社の重要な使命。それは真のハイエンドを手に入れたいが経済的な理由で買えない人たちに、現実的な価格でハイエンドクオリティをお届けすること。これが今後も当社の重要な使命と考えています。この基本的な考え方は以前と変わっていません。ですが実装の仕方や見せ方、あり方については再調整が必要だと考えています。

これからは趣味性が高く唯一無二のハイエンド的製品、または測定性能が高く低価格な製品だけが生き残るという予想をしています。このうち当社ができるのは前者しかありません。

必然的に中途半端な機能、中途半端な性能、中途半端な価格、このような製品にこれから力を入れるのは危険だと考えました。逆に独自性が高く、競争力の高い製品、独自の機能性や体験を提供できる、唯一無二を主張できる製品がますます求められるでしょう。(光ブースターは独自性の高い製品)

価格がミドル帯になること自体は問題と考えていません。そうではなく製品に宿る精神性がミドル帯となること、そう見られることが今後ますます危険と考えています。価格がミドル帯であったとしても中身はハイエンドという製品づくりが重要になりそうです。そして今までより製品にわかりやすくそれをアピールする要素を入れていく必要性を感じています。安易に価格を上げるだけでは既存の有力ブランド比で「買う理由」にはなりません。

Integrated 250のVersion2を新規製品としてリリースすることはこの理由で断念しました。250の開発当時と比較して低価格帯DACは非常に優秀になりましたし、低価格のNcore製品はすでに市場に供給されています。あらゆる意味で現在の市場で中途半端な存在になりました。これはVersion2にしても状況は変わりません。もちろんこれは実際の音質ではなく、印象、見た目、カタログ的な要素のことを指します。もはやIntegratedというコンセプト自体が中途半端ですが、やるならデザイン、存在感、機能性、中身すべてを新しく最高のものにしなければならないでしょう。

今後はより独自性が高い性能や機能、細部のこだわりを様々な意味で感じられるような製品、他とは明らかに違う特別な製品。このような方向性に注力することになりそうです。その上で価格はある程度抑えていく。このバランス感覚が求められそうです。

価格帯は今までよりも上がる可能性が高い状況ではありますが、その分いままでの製品に漂う「中途半端さ」をより排除した製品を作っていくべきと考えています。そのためには自分自身の中にある、これくらいでよい、ここまででよい、等の無意識の心理や弱さをさらに排除していく必要性を感じています。

以上が今年の抱負となります。光ブースター以降の製品は次々と発売されるような簡単な開発に終わる見込みはありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

光ブースターの追加検証結果です

2021/12/17 追加情報を記入しました。

以下のように検証しましたので、ご参考までによろしくお願いいたします。製品の方はケースの量産中です。

同軸ケーブルと光ケーブルによる音質差

まず同軸ケーブルですが光ブースターの前後ともに影響はあります。ただしこれは当方の環境での印象なので、あくまで一例として参考程度でお願いいたします。またこちらでは高額なケーブル類(1m数万円の範囲を超えるもの)は所持していませんので高額ケーブルの傾向については一切不明です。光ブースターに近い価格帯のケーブルの場合のお話だとお考えください。

まず同軸ですが高周波的な正確性を重視した構造や品質重視にするか、それを確保できない場合は速度を落とす方が良い結果になるようです。色付けを行うタイプのケーブルですと、もともとの癖が光ブースターの目指す方向性とは違う方向に出やすい傾向で、ケーブル開発側の意図した音色から外れる可能性もありそうです。例えばですが滲ませた部分がやけに際立って目立つような違和感を感じる可能性があります(SPシステムにもよると思います)。

次に光ケーブルですが、こちらも高額ケーブルではありませんがプラスチックと石英のケーブル、長さの異なるケーブルを所持していますのでそれを基準にしますが、光ケーブルは同軸ケーブル比でいうと音の差はかなり小さいです。長さの影響も受けにくいです。いずれも影響が皆無とは言いませんが同軸比ではだいぶ小さい差だと思います。

個人的な予想では光の場合はケーブル自体の品質というよりコネクタの振動特性が音に影響している可能性を疑っています。コネクタ以降は電気的な動作になりますので振動の影響を受けます。ただしこれはあくまで一つの予想です。

現時点では率先してケーブルなどに投資するより下記の対策の方をおすすめします。とくに光ケーブルは余裕のある人向けです。DC電源についても低価格帯では光ケーブルと概ね同様の印象です。

DDCによる音質差

条件付きですが差があります。通常の同軸>光変換や、光>同軸変換ではDDCによる差は感じます。ですが次に紹介する方法を使うとDDCの差を圧縮できることがわかりました。

DDCの音質差を圧縮するルーティング方法

初期の設計では次の2パターンの使い方を想定していました。

これらはどちらも単一の変換です。この状態のときはDDCの影響をしっかり受けます。しかし次のようにすると影響を減らすことが可能です。ですがこの情報は以前にもBlogでお伝えしました。

今回発見したのは次の接続方法で、このように接続しますと最も良かったです。2台の役割を分離するということです。

これで改善する理由はGNDを共有しないこと、物理的に相互の影響を受けないことが理由ではないかと予想しています。直近で同じ電源コンセントから2台に接続しても違います。

2台にする差は同軸ケーブルの音質差と似ていますが、おそらく同軸ケーブルの交換では改善出来ない領域を改善することが出来ます。それがDDC、送り出し側の影響を減らすことです。デジリコ2代目試作品と無対策DDCで比較しましたが、デジリコ2との比較では無対策DDC+上記の2台構成の方が良い、デジリコ2+光ブースターと比較しても結果は無対策DDC+光ブースター2台のほうが良いです。この結果はDDCの影響をある程度以上防ぐことが出来ている結果だと考えます。

また2台による接続方法は電源系統を分離できますので、一方がノイズの多いシステムなどで使う場合に有効かつ合理的な対策法となりそうです。例えばPC+DDCから光ブースターで光に変換、そこからやや離れたオーディオシステムに光ケーブルで伝送、オーディオシステム直近で同軸に変換する、このような方法が考えられます。

このようにすれば実質激しいノイズ源となるPC関連とオーディオシステムを電気的に完全に分離することもできます。PC周辺の各種ケーブル類から出るノイズもオーディオシステムから分離することが可能です。

従来では光は最も音質的に劣る手段とされていましたが、光ブースターを使うとそれらの順列が変わるかもしれません。少なくとも当方の環境ではI2SやUSBよりこのルーティングでPC周りを物理的に分離してしまった方が最も音が良い=クリアで滲みなく音のピントが合いSN高く静かでレンジも広い前後感がよく出る方向性です。

追記:2段分離構成下での前段影響調査

検証は以下のようなパターンで行いました。2種類のDDCの音質差は単体だと絶望的なくらい格差があります。が1-4はだいぶ近い音質であったことを先にお伝えします。

  1. 高音質DDC>低音質同軸ケーブル>2段光ブースター>DAC
  2. 高音質DDC>高音質同軸ケーブル>2段光ブースター>DAC
  3. 低音質DDC>低音質同軸ケーブル>2段光ブースター>DAC
  4. 低音質DDC>高音質同軸ケーブル>2段光ブースター>DAC

この場合の原因ははよくわからないのですが、2≧4>1≧3となりました。ここで使う同軸ケーブルの差はDDCの差より大きいようです。DDCの差が出にくいのは事実のようですが、なぜかケーブルの差は出やすいようです。

理由について、今の時点ではケーブル経由で基板に伝わる振動特性の差、この可能性を考えています。これは光ケーブルの仮説と同じです。

DDCは離れた場所にあるので振動的影響はほぼ無視できる。そう考えるとこの結果をうまく説明できます。もしこの仮設が正しいとすると光ブースタやコネクタ周りの振動対策が重要となりケーブルやDDCはさほど重要ではないかもしれません。

上記比較には掲載していませんが、2段光ブースターのDC電源の影響は1段目(同軸>光変換)のほうが違いとしては支配的のようです。2段目は何故か影響が小さいです。DCケーブルにコアを巻く、そのDC電源を1-2段目で入れ替える、等を行っても傾向は共通(1段目が重要)でした。

追記:DC電源のPSE回避方法について

光ブースターとは直接関係ありませんが光ブースタ用アクセサリで電源を検討している方もいるようなので最新調査結果をお伝えしたいと思います。PSEの問題はDC/DCコンバータなら回避できることがわかりました。

こちらのリンクから引用しています。下記のとおりです。

最初に書きましたがPSEはAC入力の電気用品を対象としていますので、そもそもDC入力の製品は対象外なのです。

参考までに経産省は平成24年4月2日に「電気用品の範囲等の解釈について」の1ー(3)で以下のように通達しています。

つまり電源をPSE取得し外置きすればその後段の機器側はPSE取得する必要はなくなり、機器全体でPSE取得するための費用と時間が大幅に節約できます。そのため機器内に電源を内蔵するよりPSE取得した電源を外置きするのはそのためです。

ただ、電源を外置きするだけではダメで源と装置筐体がコネクタなどで簡単に取り外せる構造になっていることが条件です。電源が外置きされていても”簡単に外せない場合は装置一体型として扱われ、その装置名でPSEの規制対象になります。簡単に外せないとは圧着端子がかしめられていたり半田付けされている場合です。

確かにパソコン本体とACアダプターは簡単に取り外せるようになっていますのでパソコン本体にはPSEマークはありません。

要するに、PSE対応の24V-ACアダプターからクリーンな任意電圧のDCを作る、出力が汎用コネクタ形式の機器の場合はPSE不要のようです。この方法なら開発も経費も現実的ですのでICが入手できるようになったら色々と検討をしてみたいと考えています。

DC電源については構想中のため情報がたびたび変わっていてすみませんが、現時点でも同様に検討中に過ぎません。ですが今までのプランに比べるとかなり現実的になってきました。また続報がありましたらお知らせいたします。

このような有益な情報を独占しようとは思いませんので、オーディオ業界の皆様もこの情報を有効活用されてはいかがでしょうか(既知であればすみません)。

光ブースターの外部DC電源の報告とIntegrated 250の終息

前回の記事で言及しました、光ブースターに外部市販DC電源をつないだ場合の音質変化のレポートです。あくまで一例なので全ての製品に当てはまる内容ではありません。あくまで価格帯と変化の一例としての参考情報としてください。

接続した電源は2万円前後のDC電源です。高度な技術でローノイズを宣伝している製品で、具体的な製品名はここでは書きませんが以上の情報からなんとなくお察しください。お客様からご指名で対応について直接ご質問いただいた製品になります。アダプターの経、極性は問題ありませんでした。

以下、標準のACアダプターと比較した音質の変化です。

  • 標準比で重心が上がり、高域に固い緊張感のある帯域ができます。
  • 背景音のひだが少なくなる、ノイズフロアがわずかに下がるような印象があります。
  • 明らかな改善というより一長一短という印象です。好みの範疇であり標準のほうがバランスが良い部分もあります。
  • 光ブースターの有無と比較して小さい違いです。価格パフォーマンスを考えると積極的に推奨しません。

以上のような結果になりました。ある程度高域を立てたいとか輪郭をやや強調したい、かつ背景を静かに落とし込みたい場合には適合すると思います。ただ中低域の力感や駆動力については改善している印象もあまりないため総合的には一長一短となります。特に全体的に重心が上がって聞こえてしまう点はオーディオ的には一般的なプラス要因ではないので要注意と思います。

今の所1機種しか試していませんが今回の結果からすると、それなりのクオリティの外部電源でない限り改善になるとは限らない可能性が高そうです。光ブースタ基板には最新世代の電源回路を搭載しノイズ対策をしていますので、数万円の外部電源で確実な改善効果が見込めるとは言えないかもしれません。

同軸ケーブルについてはまた改めて調査いたします。今回はDC電源のレポートでした。

Integrated 250の今後の展開について

突然のお知らせになりましてすみませんが、長らく残り在庫が4台となっていますがこの在庫が完了したらこのモデルは終息になります。

ですが予定通りIntegrated 250 Version 2へのアップデート対応は行いたいと考えています。ただしIntegrated 250をお持ちのお客様へのバージョンアップ対応のみとなります。「Integrated 250 Version 2」という完全な新製品は開発も生産も行わない見込みです。この点ご注意ください。

これは先日お伝えした「今後の予定に関わる大きな出来事」が関係していますが、未来のニーズ、状況の変化に対応するためという理由も大きいです。現在は半導体不足ですぐに開発、リリースができない状況です。となるとリリースの頃には市場がどうなっているかわかりません。将来の市場、未来の変化に対応できないリスクも考えると、V1の仕様に制約される状態で量産することは避けるべきと考えています。

市場変化への対応というのは、今後古典的かつミドルクラス価格帯のIntegratedアンプのニーズ消失、需要が消えていくのではないかという予想です。

現在も超低価格かつ高特性高機能な中華Integrated的製品の台頭が始まっており、その反対側でネットワーク対応や究極のシンプルかつラグジュアリーなハイエンド系Integrated製品もあります。今後これらが発展していく可能性はあります。それは中華ブランド製品の改良品や上位モデル、そして高価格高付加価値ハイエンドの二極化です(ハイエンドとは音質特化ではなく、ライフスタイルの豊かさ、様々な付加価値、音以外の体験を含みます)。

この間のミドル価格帯には古典的機能で平凡な製品の居場所はますますなくなっていくことでしょう。それこそ伝統と知名度のあるブランド以外の居場所はないでしょう。

そこから考えると、中途半端なクオリティかつミドル価格帯かつ古典的機能性のIntegrated的製品=まさにIntegrated 250の競争力は発売当時と比較してかなり低下している、今後ますます低下すると見ています。今後は何らかの要因で完全なトップ性能を取るか、最先端の機能性、性能、ブランド力、トレンドを満たす何かがない限り、Integrated的な製品は競争力がなくなっていくと判断した結果です。

ですが、製品ラインとしてこの価格帯の製品、Integrated的な機能の製品はこれからも重要だと考えています。まだお伝えできることは何もありませんが、250に代わりさらなる競争力のあるIntegrated的な製品のプランについては検討中です。

逢瀬としてのラインナップの整合性も含めて見直すことになります。Integrated 250を除くと現在廉価パワーアンプとヘッドフォンアダプタしかないのはまずい状況です。

ご期待いただいた方には申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。

光ブースターのQ&A、その他お知らせ事項

お客様からご質問をいただきましたので、こちらにて内容を共有したいと思います。

Q.DoPには対応しますか?

光ブースターは信号自体は何もいじっていませんので、176kの光送信可否、これがDoP対応のための必須事項です。DoP64で176kが必須レートです。参考までに176kの動作はテスト機器によって安定性に差があります。対応できるかどうかは機器側の状況次第です。当社の機器では以下のとおりです。

  • Integrated 250:192kまで動作
  • AK4499特注DAC:176kまで動作

あくまで当方のDDCやケーブルとの組み合わせの検証ですので保証は出来ませんが参考情報としてください。トランスポート、ケーブル、DAC側の設計による相性問題でこれ以下のレートにとどまる可能性があります。

Q.DC入力に他社製品を使いたいのですが、端子の口径はどのようになっていますか?

アダプタは2.1mm、中央が+となります。光ブースターのケースサイズは90x35mmです。以下の寸法図を参考にご検討ください。ケースは発注済みのため今から仕様変更はできません。

Q.同軸ケーブル、光ケーブル、DC電源を高級品に変えることでどの程度音質は向上しますか?

代表的ないくつかの製品を追加した場合の音質差はこちらで事前にテストしてみたいと思います。ケーブル類はすべてをテストすることは出来ませんが、いくつかあるケーブルで前段後段どの場所に程度の影響があるか調査して報告します。

以下ほかの製品についてのニュースです

AK4499特注DACの新ファームが正式版になりました。テストファームのアップデート後のフィードバックが非常に少ないのでこちらにも内容を転載します。211002以前のファームをお使いの方全員に推奨ができそうな内容になっています。マルチの設定はそのまま引き継がれます。

重要な更新ポイントとして細かい不具合が根本的に修正されていること。そして低レート時(96k以下時)の音質向上です。特に高域の自然さ、そこから得られる細部の描写力、これらの要素が向上しています。以前のファームではIntegrated 250のV2試作機や別の4499試作機と比べてこれらの部分にネガが見られたのですが、現在は逆転してAK4499特注DACが優位となりました。Integrated V2はDACチップや周辺設計がだいぶ違うので通常は順位が逆転することはほぼありえないのですが、今回のアップデートのみで逆転しましたのである意味DACを変更した位の違いがあるかもしれません。

とはいえこれらはこちらでの印象なので大きく違っては聞こえない可能性もあります。また外部アップサンプルを利用していた方も大きな違いは感じないと思われます。

LPC1549_AK4499KIT_211205

  • 2ch動作時でHDMI入力に設定して起動するとまれにモノラル動作になってしまう問題への対処を行いました。
  • サンプルレート切り替え処理を変更。これによって周波数特性の誤差がなくなりました。音質的にも改善していると思われます。
  • 潜在的バグの対策とレート処理の変更の効果か、長時間再生で高域特性が変化してしまう問題が発生しなくなりました。
  • 高域特性変化が見られなくなったため、時間経過での対策処理を削除しました。ただし症状が完治しているかは引き続き調査が必要です。
  • レート切り替え処理の変更で処理能力が不足したためマルチ動作時の音質切り替え機能を削除しました。マルチ時はAccurate、Clearのみが有効です。
  • マルチ動作時のClearのフィルター特性を動作軽量化のためFIRからIIRに変更。

WF-P502Lの貸出機の状況

貸し出し需要に対して貸出機が足りていませんので、今月の下旬に台数を増やします。それまでおまたせしますがよろしくお願いいたします。

製品ロードマップへ掲載しない製品の構想について

まだ詳細はお伝えできないですし過剰な期待は禁物なのですが、今後のロードマップに影響するような情報が入って来たため、今後の製品展開に変更が生じる可能性がでてきました。ですが決して悪いニュースではありません。参考までに旭化成の生産再開とは関係ありません(HPに情報がなくなった旧ハイエンド系チップが復活する可能性は低いと予想しています)。

そして以前の直近ロードマップ自体に大きな変更はありません。当面は光ブースタ、次世代パワーアンプ、Integrated 250 V2、という順番は同じです。ただデジリコについては光ブースターの反響次第で優先順位の判断をしたいと思います。

今後の製品展開で可能性が出てきた内容です。構想段階でしかないので何も確定していないふわっとした内容だと捉えてください。

  • 専用設計のヘッドフォンアンプを搭載した何らかの製品
  • 忠実伝送と柔軟な音作りを選べるプリアンプ(上記新HPAとの連携も視野に)
  • 多系統、複数の特性を出力できるDC電源装置
  • DACを搭載したIntegrated 250とは別の用途、発想の製品

いずれにしても半導体供給の安定後となりますので、かなり先の構想だとお考えください。ですがDAC以外は特殊で入手しにくい半導体をあまり使わない製品にできますのでHPAやプリアンプについてはデジタル製品よりも優先的に開発をする可能性があります。

DC電源はやるならアクセサリーと言うより据え置き機というイメージです。今回の情報とはまったく関係ないですが別途検討中の内容です。もし多くの需要があればひし形PSEを頑張って通して販売も考えています。ただし光ブースターや新しいハイエンドパワーアンプの売り上げ次第になりそうです。今の時点の廉価パワーアンプの売上状況では外部規格を通す予算は出ません。これらの製品が思ったより売れないようであればDC電源はやりません。

追記:あまり積極的ではないですが、以前のようなクラウドファンディング風の予算を集めてから顧客要望を聞きながら開発する形式は現実的かもしれないと考えています。最近各社からDC電源は発売されつつありますので、あとは他社からどれくらい競争力のある製品が投入されるかでしょうか。