Marlin DACの値下げを行いました。年末まで
製品のモデルチェンジに伴い、現行品の値下げを行いました。在庫限りで終了になります。
次世代品はよりコンシューマ向けの機能に合わせて名称、外観、機能を再検討中です。モデルチェンジの時期は未定ですがこちらも分かり次第ご報告いたします。
製品について質問がありましたので、回答例を掲載します
Q.Marlin DACをコンシューマー向けに使う際の使い勝手はどうでしょうか
A.標準設定でゲインが高めなこと、ボリューム調整のできる高品位な製品(プリアンプなど)が別途必要になる以外は通常の2ch DACと同等です。USBオプションもあります。出力ゲインを下げるオプションはありますが、音質は同等ではなく固有の良い部分は少しだけ減退しますのでゲイン調整は強くおすすめはしないです。可能であれば高品位なボリュームを搭載する製品を接続されるのが良いです。
Q.Marlin DACは次世代へアップグレード予定はありますか、またサポートの継続性はどうでしょうか
A.次世代機の内容はまだ決まっていません。仕様が決まっていないためかなり内部設計が異なる製品になる可能性もあります。そのためアップグレードは必ず提供されるとは限りません。サポートは規定通り、製造終了7年継続になります。
Q.Junction DAC とMarlin DACとの音質・性能比較について
A.簡単にまとめると次のようになります。
- 空間描写と透明感に優れ、高域の精度が高く、その上で高い駆動力を確保しているのがJunction DAC
- アタックが明瞭でキレと厚みがあり、それでいて現代的な精度感や背景音も両立しているのがMarlin DAC
測定性能はJunction DACのほうがTHDとIMD性能は大幅に優秀でSNは同等です。Marlin DACは測定的にはJunction DAC以下です。音の部分は上記以外に他の表現もできると思いますが絶対的な実力としてはどちらもかなりハイレベルだと思います。
要求として空間描写や高域の高精細さを必要としていたり音楽を解析的に微視的に追求するならJunction DACのほうが適切かもしれません。音のキレや厚み重視でザラッとしながらも情報量の確保を求めたり音楽を俯瞰的に楽しむのであればMarlin DACはおすすめできます。
参考程度ですが以上です。
Q. Junction DACの販売予定価格・販売予定時期
A.アップグレードではなく、単体製品としてのJunction DACの回答になります。
アップグレード自体は今年中のスタートを目指していますが、新規のJunction DACの単体展開はまだ先になる見込みです。ハイエンドDACと共通の仕組みを導入する関係でソフトウェアもかなりの部分が作り直しになります。ケースはハイエンドDACと共通、ベース基板は以前のもの設計をもとに新規設計です。新規開発部分が多く時間がかかります。
また現在ハイエンドDACのケースを製造中ですが予想以上に費用がかかりそうで、Junction DACも同じケースを使うと価格は50万円超えになりそうです。
またJunction DACはマルチチャンネルDSPが売りのDACなので2chでしか使わない場合は無駄な機能が多いかもしれません。2chでより廉価な製品はさらにその後の計画になります。