Junction DAC結果報告と冬のヘッドフォンまつり申込とハイエンドDAC開発状況

Junction DACアップグレード作業がほぼ完了しました。現在受注は落ち着いております。お申し込みいただきありがとうございました。

音質については調べた限りかなり好評のようで今後の傾向と可能性についてご理解いただけたものと予想しております。今後の製品はJunction DACの方向性が基準です。一部従来の傾向が好ましい方もいるかもしれませんが、手応えとしては現在の方向性を追求していくことが求められていると強く感じています。

発注実績は下記のようになりました。

  • Gold 43
  • Silver 21
  • キット 7

アンケート結果は次のような内容でしたので、これでほぼアップグレード希望だった方に供給が完了したように思います。様子見は実績としては1/3程度のようでした。

  • すぐにアップグレード58、様子見35、行わない4

当面Silverのアップグレードは受付継続、キットは予想より大幅に申込数が少なかったので、今後Silverで対応します。

しばらく別の作業がありますのでGoldの再開は早くても年明け以降、遅くなる場合は春以降を予定しています。予算の都合などでアップグレードを検討の方はおまたせしますがよろしくお願いします。

ヘッドフォンまつり冬の申し込み

秋のヘッドフォンまつりはブース配置とイベント重複日程の問題があり、試聴が満足に提供できなかった方が多かった印象だったので、2月のイベントに申込を済ませました。

出展内容は未定ですがハイエンドDACは持ち込みします。前回同様ハイエンドDACのポテンシャルを十分に引き出せるようなシステムを予定しています。

もう一つのシステムは次回はJunction DACが中心ではなく別のデモを考えています。しかし詳細はまだ未定です。可能であればハイエンドDACを2台用意するのが良いでしょうけど現状の完成度で2台試作は時期尚早なので今のところそのようになる可能性は低いです。

今回も告知は最低限とし、本来の希望者に十分な試聴時間を提供したいと考えています。午前中はかなり空いている印象なので長時間試聴されたい方はオープン直後がおすすめです。

ハイエンドDACの開発状況

こちらも気になっている方が多いかと思いますので追記します。本体は高域IMD特性の問題が解決すればほぼ完成に近い状態です。一部ケース特注部材の加工問題がありますが、これはコストをかければなんとかなると思います。

問題はリモコンです。こちらはまだかなり掛かりそうです。というのも初のチャレンジ項目が多く時間がかかっています。使用実績のないCPUとライブラリとハードウェアの組み合わせなので未知のトラブルが続いています。

直近まで本体のハングアップ問題、リモコン認識ができなくなる問題が修正できず致命的だったのですが、数カ月間の検証と調査の結果、ここ数日で大幅に状況は改善しました。

ですが現時点では基本的な接続テストまでしかできておらずユーザー体験をアップグレードできるようなインターフェースの開発はまだ何も進んでいません。すべてはこれからです。リモコンの電源供給の仕組みと安全性の検証などもあり開発に時間がかかる見込みです。

以前にも書いたように思いますがハイエンドラインの製品は音質だけではなく体験をアップグレードすることを同時に目標にしています。

従来の使用感のまま音質だけ向上させることは真のハイエンド体験とは言えないと考えており、音質は当然ながら普段使いのストレス軽減や使用感の向上は必須と考えています。

オーディオだから不便でも高値でも許される時代は何時まで続くのかわかりません。現在は価格も内容も極端な2極化の時代ですが、その後は持続不可能な状態に陥るようにも思っています。

そういう状況の中で常識的な価格よりもはるかに高い付加価値をつけるならば、それくらいの成果がないと現代の厳しい消費者の目線で真に魅力的な製品にはならない、価格に見合う納得感が得られないと予想しています。

幸いこういうものは一旦開発を終えてしまえばそれ以降はスムーズです。ハイエンドライン製品はすべてこの恩恵をうけることになります。そのために時間をかけて準備を進めています。

外観含めた取捨選択の話

文脈的にハイエンドDACのあとに書くお話ではないのですが、Junction DACアップグレードでクレームがありましたので、意図的な取捨選択について改めてまとめます。

簡単に言えば外観のクオリティ問題です。傷だったり凹みだったり白いくすみなどです。

今回届いて心当たりがあった方は多いと思います。正直なところ傷はほぼ全数で問題がありました。しかしJunction DACのケースは中国生産の格安品です。格安コースは毎回仕上がりがランダムですが、今回はとくに平均品質が低かったです。

他社なら全部作り直しかもしれませんが、今回のアップグレードは旧型とのデザインの区別と通気性の確保が目的なので機能的には問題ないと判断しました。

外観の品質は明確に犠牲にしました。そのかわり中身の基板には手間もコストもかかっています。アップグレード価格は中身の価値が中心であり、外観の満足度ではありません。

逆にもしここで外観品質のために選別と追加再生産を行った場合、販売価格アップと納期の遅延は必ず発生していました。アンケートでは価格が最重要とはっきり結果が出ていますので、外観のためだけのコストに多数派の納得感はないと予想しています。

もちろん価格についての意見以上に外観のクレームが来た場合には再検討しますが現状はごく少数です。

以下取捨選択リストです。できていない項目はあるかもしれませんがあくまで目標です。

  • 確保:音質、基礎デザイン品質、安全性、操作性、独自性、柔軟性
  • 犠牲:量産の外観品質、梱包パッケージ、用紙類、広告宣伝費

これらは今後も何度でもお伝えしていかなければならないと考えています。

よく言われる「他社では当たり前」の中には必ずコストが含まれています。同じ販売価格で外観コストが上がった分はどこかで削るしかありません。常識的な取捨選択で本当に他社と差別化ができるかといえば限界があります。この観点では、できるできないではなく、あえてやらないことも限界突破のために大事と考えます。

なので品質に問題があることはわかっていますが、数件のクレームでは外観品質は改善する予定はありません(限度はもちろんあります)。ハイエンドラインは別としてもミドルライン以下は当面は多数派の結論である量産価格のコストダウンを優先します。

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