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月別アーカイブ: 2013年8月

EAR V12

逢瀬では、先日ご紹介したオリジナルスピーカFuji(仮)との組み合わせとして、表題のアンプの用意もあります。準備がしっかりできてきたら逢瀬の試聴室として使えるようにすることも検討しております。今のところWATERFALL Integrated、未発表パワーアンプ、オリジナルスピーカFuji(仮)、そしてこのEAR V12です。

EAR社は個人的に一つの道を極めた凄さを感じるメーカーだと思っていて、私自身も開発者のひとりではありますが、芸術性を感じる音に非常に感銘を受けております。

ほとんど全てのオーディオメーカーにとって、目指す究極の目的は同じ(無色透明、色付けのないサウンド)かもしれませんが、開発者の経験と感性によってその目的へ至るまでの道のりが全く異なることはよくあることだと感じています。

EARの音は透明でありながらコクがある音で、アンプはまるで音楽の旨味を知っているようです。クラシックをシビアに聞くと、逢瀬のアンプのほうが弱音は綺麗で切れもあり、対してEARでは聞こえにくい音もあるのですが、それ以上にEARによる「音楽のエッセンスの選別」は見事だとしか言いようがありません。

まるでコンプレッサーをうまくかけたような音、ビンテージエフェクタのような、必要な音が前に出てくる、うるさい音が引っ込む、このような特徴があります。大変音楽的だと思います。腕の良いマスタリングエンジニアにマスタリングを依頼したような音だと思っています。EARが音楽制作現場で認められるのはこのようなところだと思います。

EAR社のパラヴィチーニ氏は真空管+トランスという方法論を使っています。逢瀬は現在のところクラスDアンプや特性重視の方向性なのでそのアプローチはまさに対極と言ってもよいかもしれません。それでも出てくる音については共感が出来、良さについて認めざるを得ません。

このように全く違う方法論であっても、それが究極の高みに達していればその音にはハッキリとした説得力があります。それは音楽に絶対の答えがないということと無関係ではないはずです。綺麗なだけではない、汚すことも時には音楽のニュアンスを助けることは制作現場の人間にとっては何ら不思議なことではありません。

逢瀬のアンプはEARとは全く方向性が違いますので得意な音のイメージも異なります。EARは前に出てくる音、弱音をうるさくなく強調し明瞭にしてくれます。やわらかくやさしい音なので雰囲気に浸る楽曲に向いていると思います。古い録音との相性も良いです。

対して逢瀬のアンプはレンジが広く低音のスピードやキレがあり、音の前後が明瞭です。EARより音が遠く感じる方もいるかもしれませんが、メリハリがその分あり弱音は弱音、強音は強音として聞こえます。なのでこのような傾向を重視する方や現代的録音に向いているかと思います。

WATERFALL Integrated量産候補品

Integratedの開発情報です。シルク、アルマイトを含めた最終試作品が出来ました。測定特性も安定しており、熱の問題もクリア出来ましたのでほぼ最終版といえる仕上がりです。ロータリエンコーダの感触のみ修正の必要がありそうです。あとはこれより動作に不具合がないかテストを十分に行った後に量産へと入りたいと思います。

これ一台でパワーアンプ、DAC、ヘッドフォンアンプ、が入っています。ヘッドフォンアンプはパワーアンプと共通のUCDクラスDアンプでヘッドフォンを接続すると自動で切り替えます。更にアナログ入出力もあるのでお手持ちの機材と組み合わせもOKです(スペースの関係でフォノは非搭載ですが…)。DAC単体としてもかなり頑張って作っているので十分な性能があります。

逢瀬のノウハウをこのサイズにほとんどすべて投入した自信作です。よろしくお願いいたします!

 

 

弩級試作スピーカFuji(仮)

少し間が開いてしまいましたが、今日は試作スピーカの話です。これは妥協抜きのスピーカをコンセプトに作成したものです。まずは写真を貼ります。フルアルミエンクロージャの上に38cmウーハーなので非常にサイズが大きく片チャンネルで重量160kgもあります。38cmユニット+オールアルミ、ホーンではない現代的なユニット構成となっています。Waterfallのロゴもちゃんと入っています。

形が富士山のようなので開発ネームFujiです(正式名称は変わる、と思いますが…)上部は密閉、クロスオーバーは3Wayです。下部は200リットルほどの容量がありバスレフです。こちらは概ね100Hz以下のみを担当しています。

まだ鳴らしたてですので、音は部屋含めて調整が必要だと思っておりますが、現時点でも投入した物量分のポテンシャルは十分に感じさせられます。やはり低音の迫力、勢いのようなものを非常に感じられます。高域も含めて分厚いアルミケースなので安定感はかなり高いと言えそうです。もちろん鳴らしたての上ネットワークの調整が完全ではないのですべての実力はまだ出ていないはずなので、最終的にどこまでの音を出してくれるのか楽しみです。

スピーカの基本コンセプトはYGアコースティックの影響を受けていますが、同社のようにユニットまで削り出しで作る気合はありませんので市販品(Scanspeak等)を使っています。影響がわかりやすい部分は、分厚いアルミ素材を使っていること、平行面を減らし共振による悪影響を防ぐ形状、ユニットの配置が似ている等でしょうか。しかし音の出方は本家と大分違うと感じます。本家は静かな迫力でどこまでも精密な印象ですが、Fujiは精密さも持ち合わせているもののもっと勢いを感じる前のめりのサウンドだと思います。

接続のアンプは未公開の逢瀬のハイエンドモデルとして投入を検討しているクラスDパワーアンプです。こちらもすこしずつ情報を出して行きたいと思っております。

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