今年の予定と現在の各製品の進捗について
皆様今年もよろしくお願いいたします。遅くなりましたが今年の予定について簡単にまとめます。
新型パワーアンプのPower 952
直近リリース目標は新型パワーアンプのPower 952です。年明けに量産向けケースが到着したのですが文字入れの指定に齟齬があり、黒色シルクではなく褐色のレーザー刻印になってしまいました。製品の位置づけとして高級モデルですので文字は国内で修正することを考えていますが、問題なく再シルクができるかどうか相談中です。
不可能そうなら前後パネルはすべて作り直しになります。金属加工は中国外注ですので春節明け以降の再生産となり、しばらく量産準備に時間がかかりそうな状況です。
Nilai500のグループバイ
おまたせしております。空気録音は現在準備中です。各種パワーアンプの比較用空気録音のための設備に万全の準備をと考えていますが、DAC関連が落ち着いていないため少し先延ばしになっています。一応ですが今月中には比較用の音声をアップする予定です。
Hypex社の受注再開が3月末以降ですので、2月からスタートするとしても予約受付の猶予は2ヶ月程度確保できる見込みです。最小注文数はモノアンプをペア10セット以上としています。これ以下の注文数の場合は発注自体を行いません。
ネットワーク対応のUSB-DDC
こちらは発売は今年後半以降になる可能性が高いです。現在は各機能を個別に検証している段階です。簡易インターフェース、簡易ケースでコストダウンを最大にしますが中身はできる限り力を入れます。
現在の予定ではネットワークにも対応できそうな見込みです。ネットワーク機能は現在検証中ですが、Roon以外の主要ストリーミングサービスに対応(AirPlay、非HDのAmazon music、Tidal、Qubuz、Spotify他)、UPNPも対応です。
他に光SPDIF入力(10M+内部リクロック)、USB入力、10Mクロック入力、HDMI-I2S出力、SPDIF+ワードクロック出力の予定です。RoonやDirettaへはネットワーク側では対応しませんがUSB入力がありますので外部に他社製品と組み合わせてそちらで対応することはできます。その分これらのライセンス費用を削減できますから価格は10万円台前半までに抑えられそうです。既存のDDCや低価格系のUSB-DDCやネットワーク製品よりも高品質かつ高機能を予定しています。
ネットワーク機能については基板メーカー側から詳細仕様や機能の情報提供が最低限で正直こちらもわかっていないことが多いですので万全のサポートにはかなり不安があります。そのためネットワーク対応の簡易基板を先行でキットとして手頃な価格でリリースし、ネットワーク関連の詳細な性能や機能の検証評価を皆様にご依頼するかもしれません。自作系ですと能力のある方はNUCやラズパイなどでネットワークオーディオは需要を満たしているような気もしますが、もしご興味があればテストしていただければありがたいと思っています。
注意:これらはまだ予定ですが確度の高い情報として記載しています。
DAC関連(当面AK4499EX+AK4191を予定)
現在こちらも試作検証中です。特性が安定せず音もまだ万全ではないため、リリースができる見込みはまだまだありません。最終的には万全の仕様、音質をお届けできるようにしたいと考えています。そのためには検討できるすべての可能性(AK4499EXに限らず他の構成を採用する可能性まで)を検証するつもりです。
正直なところですが最新のデジタル段をフル装備した「10Mクロック検証試作用AK4499EQ使用DAC」が現在こちらにある最高音質の仕上がりで、AK4499EXを使った全く同じコンセプトの試作品は音的にも特性的にも完成度が不足しています。まずはこれをクリアできるかどうかが製品リリースのための最低条件と考えています。
AK4499特注DACのアップデート再開
作業者さまの引っ越しに伴う一時停止を解除し再開しています。殆どの方は対応済みと思いますが、まだご希望がありましたら、こちらよりお申し込みをお願い致します。