NU-DDCの完売と再販について
補充在庫分完売いたしました。ありがとうございます。
今後のNU-DDCですが最後の再販を準備します。数量は要調査なのですがある程度の在庫をご用意できる見込みです。ただし次回で最後の在庫となります。それ以降は再販ありません。よろしくお願いいたします。再販は早くても秋以降になる見込みです。
7月はヘッドフォンまつりの準備があり、ハイエンドDACの改装やNU-DDCのファームのテストなどを進めています。そのかわり秋のヘッドフォンまつりは出展しない見込みです。ハイエンドDACは以前よりアップグレードした形での展示を予定しています。
実験中のテストファームの結果
現在音質対策ファームの改善領域をネットワーク、SPDIF、I2S入力で有効にさせる設定まで広げたテストをしています。ですが効果はUSBと比較してかなり限定的でした。ほとんど本質的な改善はありません。ソフトウェアの構成が若干シンプルになるのですが利点はそれくらいです。もしリリースするとしたらソフトウェア全体を整理して多少の対策が出来てからになりそうです。
直近のUSB+新ファームで大幅な改善が見られる理由はXMOSの基準クロックが改善するからだと思われます。
それ以外入力の場合は基準のクロックはあくまで外部から来るものなので、リクロックの性能が改善の上限となりオーディオクロック以外を改善してもほとんど変化はありませんでした。このことからも現在のNU-DDCではUSB入力+新ファームウェアを推奨動作としたいと思います。
DDCに採用しているネットワークモジュールは更新が提供されなくなりましたので、Roonをはじめとしたオーディオ専用のプロトコルは今後も対応予定がありません。なのでNU-DDCの内蔵ネットワーク機能はあくまでSpotifyロスレスなどのカジュアル用途です。より専門的な音質対策プロトコルを検討したい場合には他の方法(USB出力があるネットワークプレイヤー、ラズパイ系やPC系など)をご検討ください。
NU-DDCの使いこなしについて(再掲)
とても重要なことです。一部のクローズドコミュニティでは上流側をネットワークにしてI2S入力&I2S出力で使うことでNU-DDCの音質を引き出すことができるという仮説が提示されておりますが、USB接続比で良い可能性は非常に低いです。
特に新しいファームウェアではUSBとそれ以外の格差がかなり深刻になっています。
これには理由があります。上記の接続ですとI2Sから入ってくるマスタークロックの変動を吸収しI2Sのマスタークロックのみリクロックして出力を行う動作となりますが下記の問題があります。
- 1:入ってくるI2Sマスタークロックを100%補正はできない。USB(非リクロック)に近づくことはあっても超えることはない
- 2:I2Sのリクロック結果が反映されるかどうかはDACの設計に依存すること。改善しない場合がある
特に1より2が重要です。I2Sの出力結果はMCLKピンのみがリクロック対象です。
たとえばJunction DACやIntegrated 250を含めて当社のDACではI2S入力はMCLKを参照しないのでこの方法では何も改善されません。他社のDACの実装状況は不明ですがI2S入力のMCLKでほかのピンをリクロックする設計でない限り音質は改善しないものと予想されます。
次にI2S入力とSPDIF出力の組み合わせも同様でワードクロックのみがリクロック対象です。そのため受信側のDACがワードクロック基準で動作していることが音質改善の条件となります。DACがSPDIF側のクロックを利用している場合は改善しません。
いずれの場合もDAC側の設計依存になります。USBではこれらの問題が発生せず、SPDIF出力であってもI2S出力であっても実力を100%発揮できます。
MCLK基準でのI2Sリクロック機能、ワードクロック基準でのSPDIFリクロック機能、これらは光ブースター2(仮称)で提供の見込みです。

