Integrated 250貸出機の仕様につきまして

以前公開されていた写真と最終製品は異なる仕様となりました。液晶部が有機ELとなります。ヘッドフォン祭りで色々な方に印象をお聞きしましたがLCDと有機ELでは0:10の圧倒的な支持で有機ELでした。ですので最終製品はこちらの画像のような仕上がりとなります。

ヘッドフォン祭ではHDMI+DSD再生に問題がありましたがプレイヤー側の設定の問題が原因で正しくDSD出力されておりませんでした。本日はソフトウェアやドライバ周りを見直し正常に再生できております。下の画像の通り、DoP256、DSD512まで動作確認済みです。

I2S入力はDDCの性能に音質がとても左右されてしまいますが大分良い音で鳴るようになりました。DDCのドライバアップデートをしてからI2Sの音質が大幅によくなりまして内蔵光ブースター受信と一長一短レベルの音になりました。祭り当日に来られた方も言っておりましたがドライバのバージョンによる音質差がかなりあります。ただし光受信の音はドライバアップデート前とあまり変わっていません。ブースターで音質差が圧縮されているのは事実のようです。

このことから高度に対策されたI2SであればIntegrated 250内蔵の光を総合的に上回る可能性も見えてきました。スタンドアローンの光ブースターは当面市販予定はないですが、市販までには高度に対策されたI2Sをしっかりと超えていけるクオリティになるような製品としたいと思います。光とI2SのDDCは共通ですが何故このようになるのか理由は不明です。PCオーディオは奥が深いです。

基板の再設計が必要となるため貸出機では搭載されませんが最終版では電源LEDの調光機能をつけたいです。貸出機では調光機能がついていませんので電源LEDがちょっと眩しいかもしれません。

また有機ELは寿命の問題がありますので、操作がない時に自動で消灯する機能をつけました。貸出機では60秒で表示が切れますが、なにか操作をすることで再表示されます。有機ELは長時間連続点灯をしていると表示ムラの原因となるためこのような仕様になっています。そのため電源LEDは電源投入されている時には常時点灯している必要があります。

祭り当日まで出ていたバグ(起動時トラブル&出力トラブル)の現状についてですが、有機ELに変更してから症状は出ておりません。真の原因は相変わらず不明ですが、ライブラリの入れ替えだけで動作が変わるということはメモリ領域の競合、意図しないメモリ領域の書き換えなどが原因の可能性が高いです。

経験上こういうときはライブラリ変更に伴いコンパイラによるメモリ配置が変わったため症状が変わっただけで、結局別の場所にバグが移動しただけの可能性が高く、まだ検証が必要な状況と考えています。毎日プログラムを見直しては居ますが原因特定は非常に難しいです。とりあえず今のところは致命的な動作不良は見られません。

貸出機は起動時に警告が出ます。以前貸し出し機売却事件がありましたのでそれに対応する内容となります。

警告表示は3秒で消え、こちらのような通常起動動作に移行します。貸出機では警告表示は起動するごとに表示されます。

これから操作マニュアルの作成、応募フォームやアンケートの作成、最終動作チェックを経て貸し出しスタートとなります。早ければ今週末、遅くとも来週末にはスタートできる見込みです。おまたせいたしますが、よろしくお願いいたします。

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Integrated 250貸出機の仕様につきまして” に対して2件のコメントがあります。

  1. momo より:

    Integrated モードにおいて、XLR、RCAの各DAC出力はオンに出来ますか?

    1. ause より:

      momoさま

      Integratedモード時でもXLR、RCAどちらも有効になっています。逆にIntegratedモードでXLR、RCA出力だけをオフにすることはできません。

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