デジリコ=Digital Reconstructorの開発状況について

表題の製品の音質設計基準評価が完了しました。某ハイエンドトランスポートと比較して、ある程度比較に足りる性能となることが開発目標だったのですが、先日の出張でその比較目標の達成を確認できました。具体的な比較製品の情報についてはここでは書くことは出来ませんが、そのトランスポートの音質は現在市場内でも最高峰の一つの可能性が高いことは各方面の情報からわかっています。これで音質設計は完了です。

デジリコとはなにかについて、十分な認知がされていませんのでここでもう一度整理します。

  • 入力と出力がどちらもデジタルとなる、DDC=デジタルtoデジタルコンバータ
  • 無対策PC等、劣悪なデジタル信号からハイエンドクラスに匹敵する高音質デジタル信号にリコンストラクション
  • USB、ネットワーク、同軸、光、HDMI-I2S入力に対応
  • AES、同軸2系統(50Ω/75Ω)、HDMI-I2S出力に対応 (音質上の問題で光、USB出力は非対応)
  • Bluetooth接続による、携帯電話からの操作インターフェースを提供(現時点の目標)
  • 既存のオーディオシステムにネットワーク入力、デジタル入力切替機能、デジタルボリューム機能の遠隔操作を実現
  • ただし外部クロックには非対応(コストメリット、投資の割に大きな優位性がないことが確認出来たため)

音質だけでなく、既存のシステムの利便性を拡張する可能性をもつ高機能DDCとなる予定です。従来の対策製品では複雑大規模、特殊規格品、単一機能製品の高度な組み合わせによってデジタル伝送品位の問題へ対応することが主流でした。そのため音質向上のたびに機材が増えてゆき、信頼性や利便性が制約され、接続や機能的な自由度も阻害される可能性がある、非常に困難なチャレンジでした。またかなりの高額な製品を必要とする場面もありました。

しかしデジリコは高度で複雑な対策を必要としません。これ一台でデジタルの音質的問題を大幅に改善します。逢瀬は既存のデジタル伝送の問題の本質を見直し、利便性や柔軟性をできる限り損なうことなく、無対策PCからのデジタル出力をデジリコに接続するだけで、ハイエンドトランスポートに匹敵する高音質への引き上げを実現することが出来ました。そして全ては標準規格で既存製品を無駄にしません。さらに音質基準で価格を設定しませんので、誰でも購入できる価格を目標としています。

以上のようにデジリコの特徴は一般的なオーディオシステムにあとから手軽に組込できる製品です。

もちろんこれを入れたらデジタル伝送が完璧になるわけではありません。オーディオに終わりはありませんから、更に先の限りない向上へのチャレンジの余地はあります。ですがデジリコを入れれば無対策のままでも十分な音質へ引き上げができます。これが重要な点です。

Bluetoothインターフェースの開発が残っているのでまだ相応の開発期間はかかる見込みですが、ハードウェアの部分は完成の目処がつきました。特に音質目標の達成が最も困難な目標でしたので、今後は比較的スムーズに開発を進められると予想しています。

今しばらくお待たせいたしますが、よろしくお願いいたします。

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デジリコ=Digital Reconstructorの開発状況について” に対して2件のコメントがあります。

  1. ほげ太郎 より:

    デジリコに興味が湧きました。
    赤外線リモコンには対応しない方向でしょうか?
    我が家では学習リモコン機能をもつスマートホーム用ハブを設置し、AK4499 DAC含めた複数のオーディオ機器をスマホアプリで操作しており、重宝しています。
    赤外線は操作を一つのアプリに纏められるという点でメリットがあります。
    また、bluetooth用の専用アプリとなると、スマホのOSのアップデートに対し専用アプリのメンテをいつ迄続けてくれるだろうかというのがユーザーサイドとして不安が残ります。
    こんな感じの赤外線リモコン派もいますので、仕様検討の参考にして頂けたらと思います。

    1. ause より:

      ご意見ありがとうございます。両方のインターフェースを提供すると開発難易度が一気に上るのでどちらかでの対応と考えていますが、アップデートやメンテナンスはたしかに問題になりそうです。放置をするつもりはなくてもなかなか開発が出来ないタイミングもありそうです。なかなか悩ましいところではあります。

      ただ赤外線リモコンのままだと先がないことは事実です。特に現在はアップルリモートを標準にしていますが、これがいつまで生産継続で入手可能なのかわかりません。製造中止で入手が不可能になると全機種でのアップデートが必要になります。現在のファームで対応している他のフォーマットの既製品がほとんど販売していないことが理由です。アップルは古いフォーマットの切り捨てが早いことでも有名なので不安は残ります。

      いずれにしても将来的にはモノクロ液晶ではなくフルカラーでより現代的なインターフェースを提供したいとは考えています。そのままでは既存機器と組み合わせたときの利便性という意味で進歩がないのも事実なので、ですのでリモコンについてもアプリ以外にも将来に備えた新しいハードウェアインターフェースを提供できるための準備は進めたいと考えています。

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