NU-DDCの生産状況と動作確認状況、Marlin DAC貸出、AK4499アップグレードの予定について

NU-DDCの生産状況

現状ケース以外は順調です。ケースのみ遅れが生じています。現在の予定ではすべて部材が揃うのが5/31で以前の予定通りの出荷はできなくなってしまいました。すみません。

現在基板のファーム書き込みや最低限の動作確認など先にできることは先行で進めています。現在の更新された予定では6月上旬出荷です。できるだけ早く予約分出荷まで行いたいです。以前は小分けでの出荷予定でしたが、遅れが発生している分はある程度まとめて出荷予定です。なので予約分の初期出荷スケジュールは遅れますが、全体の出荷完了スケジュールは大幅に遅れることはない見込みです。

おまたせしてしまいますがよろしくお願いいたします。

DELAでのNU-DDCの動作確認情報

メルコシンクレッツ様から動作確認のレポートを頂いておりますので下記リンク先末尾に動作確認状況についてまとめてあります。

WATERFALL NU-DDC

こちらでも簡単にまとめておきますが、USB接続とネットワーク接続ともに192kHzまでのPCM再生や認識に問題なしです。DELAをメディアサーバーとしてネットワーク接続での192k/24bit再生とギャップレス再生も大丈夫でした。

USB接続での300kHz以上のPCMやDSD再生は一部で問題があります。特にDSD512と700kHz以上のPCMは不安定です。ただしAudo SRCを入れることで安定度と再生対応フォーマットの幅が広がりますのでDELAとの接続ではAuto SRCの8fsまたは4fsをOnにすることを推奨いたします。

Marlin DACの貸出を開始しました

リクエストを頂いて貸出サービスに対応しました。やや高額製品で従来の逢瀬製品とは若干音質傾向や機能的な特徴が異なる製品のため事前テストが必要と判断しました。気になっている方は貸出サービスをご利用ください。身分証提示と送料のみで利用可能です。以前にご利用頂いてから住所など変更がなければ身分証提示はなくても大丈夫です。

貸出申し込みページ

AK4499アップグレードの予定

こちらは現在開発中で、生産のスケジュールの予定ではなく内容の予定のお話です。大まかな仕様は以前にまとめた内容と変更ありません。

AK4499特注DACのVersion2アップデートの進捗

現在変更予定になったのは次の点です。長く安心して使えるようにするための変更が中心です。音質を向上させつつ消費電力と発熱を削減します。

  • アナログ出力をオペアンプICからハイブリッドディスクリートバッファへ変更。音質の向上大。Ch数が多いため発熱を抑えた設計です。消費電力と発熱は大幅には上昇しません。
  • クロックICをNU-DDCと同様でなく通常のジッタークリーナーに変更。消費電力と発熱を大幅に抑えられるので確定事項です。音質的性能的デメリットは少ないです。
  • メイン基板の12V SMPSを9V SMPSに置き換え。メイン基板ヒートシンクの発熱を大幅に削減します。

アナログバッファ設計を変更することで音質面は大きく向上しますので、クロックICの変更よりトータルでメリットが勝るという判断です。ただし価格は多少上がってしまいます。大幅な上昇にはならないですがCh数が多い関係で安くはできません。もちろん本体+アップグレードで総額がハイエンドDACのような価格になることはありませんのでそこはご安心ください。

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