光ブースターのQ&A、その他お知らせ事項

お客様からご質問をいただきましたので、こちらにて内容を共有したいと思います。

Q.DoPには対応しますか?

光ブースターは信号自体は何もいじっていませんので、176kの光送信可否、これがDoP対応のための必須事項です。DoP64で176kが必須レートです。参考までに176kの動作はテスト機器によって安定性に差があります。対応できるかどうかは機器側の状況次第です。当社の機器では以下のとおりです。

  • Integrated 250:192kまで動作
  • AK4499特注DAC:176kまで動作

あくまで当方のDDCやケーブルとの組み合わせの検証ですので保証は出来ませんが参考情報としてください。トランスポート、ケーブル、DAC側の設計による相性問題でこれ以下のレートにとどまる可能性があります。

Q.DC入力に他社製品を使いたいのですが、端子の口径はどのようになっていますか?

アダプタは2.1mm、中央が+となります。光ブースターのケースサイズは90x35mmです。以下の寸法図を参考にご検討ください。ケースは発注済みのため今から仕様変更はできません。

Q.同軸ケーブル、光ケーブル、DC電源を高級品に変えることでどの程度音質は向上しますか?

代表的ないくつかの製品を追加した場合の音質差はこちらで事前にテストしてみたいと思います。ケーブル類はすべてをテストすることは出来ませんが、いくつかあるケーブルで前段後段どの場所に程度の影響があるか調査して報告します。

以下ほかの製品についてのニュースです

AK4499特注DACの新ファームが正式版になりました。テストファームのアップデート後のフィードバックが非常に少ないのでこちらにも内容を転載します。211002以前のファームをお使いの方全員に推奨ができそうな内容になっています。マルチの設定はそのまま引き継がれます。

重要な更新ポイントとして細かい不具合が根本的に修正されていること。そして低レート時(96k以下時)の音質向上です。特に高域の自然さ、そこから得られる細部の描写力、これらの要素が向上しています。以前のファームではIntegrated 250のV2試作機や別の4499試作機と比べてこれらの部分にネガが見られたのですが、現在は逆転してAK4499特注DACが優位となりました。Integrated V2はDACチップや周辺設計がだいぶ違うので通常は順位が逆転することはほぼありえないのですが、今回のアップデートのみで逆転しましたのである意味DACを変更した位の違いがあるかもしれません。

とはいえこれらはこちらでの印象なので大きく違っては聞こえない可能性もあります。また外部アップサンプルを利用していた方も大きな違いは感じないと思われます。

LPC1549_AK4499KIT_211205

  • 2ch動作時でHDMI入力に設定して起動するとまれにモノラル動作になってしまう問題への対処を行いました。
  • サンプルレート切り替え処理を変更。これによって周波数特性の誤差がなくなりました。音質的にも改善していると思われます。
  • 潜在的バグの対策とレート処理の変更の効果か、長時間再生で高域特性が変化してしまう問題が発生しなくなりました。
  • 高域特性変化が見られなくなったため、時間経過での対策処理を削除しました。ただし症状が完治しているかは引き続き調査が必要です。
  • レート切り替え処理の変更で処理能力が不足したためマルチ動作時の音質切り替え機能を削除しました。マルチ時はAccurate、Clearのみが有効です。
  • マルチ動作時のClearのフィルター特性を動作軽量化のためFIRからIIRに変更。

WF-P502Lの貸出機の状況

貸し出し需要に対して貸出機が足りていませんので、今月の下旬に台数を増やします。それまでおまたせしますがよろしくお願いいたします。

製品ロードマップへ掲載しない製品の構想について

まだ詳細はお伝えできないですし過剰な期待は禁物なのですが、今後のロードマップに影響するような情報が入って来たため、今後の製品展開に変更が生じる可能性がでてきました。ですが決して悪いニュースではありません。参考までに旭化成の生産再開とは関係ありません(HPに情報がなくなった旧ハイエンド系チップが復活する可能性は低いと予想しています)。

そして以前の直近ロードマップ自体に大きな変更はありません。当面は光ブースタ、次世代パワーアンプ、Integrated 250 V2、という順番は同じです。ただデジリコについては光ブースターの反響次第で優先順位の判断をしたいと思います。

今後の製品展開で可能性が出てきた内容です。構想段階でしかないので何も確定していないふわっとした内容だと捉えてください。

  • 専用設計のヘッドフォンアンプを搭載した何らかの製品
  • 忠実伝送と柔軟な音作りを選べるプリアンプ(上記新HPAとの連携も視野に)
  • 多系統、複数の特性を出力できるDC電源装置
  • DACを搭載したIntegrated 250とは別の用途、発想の製品

いずれにしても半導体供給の安定後となりますので、かなり先の構想だとお考えください。ですがDAC以外は特殊で入手しにくい半導体をあまり使わない製品にできますのでHPAやプリアンプについてはデジタル製品よりも優先的に開発をする可能性があります。

DC電源はやるならアクセサリーと言うより据え置き機というイメージです。今回の情報とはまったく関係ないですが別途検討中の内容です。もし多くの需要があればひし形PSEを頑張って通して販売も考えています。ただし光ブースターや新しいハイエンドパワーアンプの売り上げ次第になりそうです。今の時点の廉価パワーアンプの売上状況では外部規格を通す予算は出ません。これらの製品が思ったより売れないようであればDC電源はやりません。

追記:あまり積極的ではないですが、以前のようなクラウドファンディング風の予算を集めてから顧客要望を聞きながら開発する形式は現実的かもしれないと考えています。最近各社からDC電源は発売されつつありますので、あとは他社からどれくらい競争力のある製品が投入されるかでしょうか。

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