ヘッドフォン祭2023秋 当日のご案内について
現地より更新しています。トランスアッテネータのトラブルで朝一はプリアンプがtoppingです。お昼前には治る予定です。hypexプリアンプもあるのですか、marlin 側がレベルオーバーするためtoppingです。
ただいま復旧しました。予定通りの運用です。 10時56分
最終的な出展の構成が固まりましたので当日のご案内をします。
当日の注意点
主催側より列を作ることが明示的に禁止になっているため、目安ですがテーブル前に5人程度以上の待機が発生した場合にはテーブル付近で待機をせずに、改めて別のタイミングでの試聴をお願いすることになります。とはいえご安心頂きたいのは従来の実績であれば列などまず発生しません。
しかし現在のヘッドフォン祭の規模や集客数が読めないため、列発生リスク回避のため広告や告知をHP以外では一切やりませんでした。当日のブースの飾りつけも一切なしにしますので当日はテーブル周辺の見た目はかなり質素になる予定です。これにより「よくわからないメーカーだけど試聴してみよう」という方の率はかなり少なくなるはずです。
こちらとしては本気でじっくり試聴したい方向けの環境づくりが望ましいです。
スペースの説明
席の構成は上記のようになります。順番待ちは1番で行い、2番に空きが出たら移動して試聴いただくという流れです。2番が空いている場合は最初から2番に座っていただいて大丈夫です。
各システムは次のようになります。
1番 待機用システム 兼 予備機材
- ノートPC ネットワークトラポ、Spotify再生
- Matrix – X-SPDIF2 USB-DDC
- SMSL – DO300EX DAC(AK4191+AK4499EX)
- Topping – A70pro または Hypex – DIY preamplifier ボリューム兼ヘッドフォンアンプ
2番 試聴用システム
- 操作用タブレット+Wiim pro ネットワークトラポ、Amazon Music HD再生
- 逢瀬 – NU-DDC+10MHz OCXO リクロック兼デジタル分配
- Mariana Blue Sound – Marlin DAC
- 逢瀬 – AK4191+AK4499EX 試作DAC
- トランスアッテネータ DAC切替とボリューム
- 逢瀬 – 試作ボリュームレスヘッドフォンアンプ(4pin XLRのみ対応)
注意点
1番は待機用の席になります。1番用の専用ヘッドフォンは用意しておりませんので2番席が空いていない限りヘッドフォン未持参での試聴はできません。当日2番システムにトラブルが発生しなかった場合、1番は単独のシステムとして音を出せるようにします。ですがあくまで予備機材です。2番システムに当日トラブルが発生した場合は1番のコンポーネントを2番に入れ、1番は音の出ない待機席となる予定です。
2番試聴システムはトラブルがない限りAmazon Music HDで行います。この場合はUSBメモリやCDプレイヤーは今回ありませんのでCD持参での試聴ができませんのでご注意ください。事前にタブレットからAmazon Music標準アプリ経由でWiim pro経由のUltra HD再生が可能なことを確認しています。
以前コメントでご要望いただいておりますがスマホからのUSB再生は動作未確認です。列が混んでいない状態であればNU-DDCのUSB-DDC機能からの再生試行の対応は可能です。ただし接続用ケーブルはこちらには用意がありませんので別途ご用意をお願いいたします(標準USB-Bコネクタです)。
スマホ・タブレットからの再生はWifi+UPnPでの再生対応も検討しましたが、同じ会場で複数の方が同時に接続する可能性がありますのでセキュリティトラブル回避を最優先に考えましてWifi経由での対応は行わないことにします。
数年ぶりのHP祭り参戦、おめでとうございます。
さて、自分が一番関心あるNU-DDCについて質問です。
外部10[MHz]入力の仕様について教えて下さい。
1.入力インピーダンス
2.波形は正弦波・矩形波の両対応?
3.最大電圧(つまり何[Vp-p]か?)
以上三点、宜しくお願いします。
検索しても、見つけられなかったもので・・・
まあ、仕様がどうあれ購入は決定してるんですが・・・
柴犬さま
ありがとうございます。NU-DDCについてのご質問回答いたします。
1.
50Ωで設計していますが、おそらく75Ωでも大抵の場合は問題なく動作します。ですが例えば後述する5Vの矩形波を入力する場合は不要なオーバーシュートの原因による定格オーバーになりますのでインピーダンスマッチングには注意が必要です。
2.
両対応です。両方の出力信号でテストしクロックの最終精度や安定性に問題ないことは確認しています。ですがすべてのオシレータとの接続を試していないためあらゆるクロックと接続可能かは不明です。こちらで試した数機種と自作品のクロックとの接続では今のところどちらの信号であっても問題は出ていません。
3.
要件がより厳しいクリップドサインですが、信号レベルがある程度低くても大丈夫です。入力段にフィルター+増幅段がありますので小さいレベルでも概ね対応が可能です。ただ具体的に何Vから対応可能というのは一概にお答えできません。波形やノイズレベルとの兼ね合いもありますので接続状況や出力側の波形の状態によります。
矩形波は逆にレベルが高い場合が問題です。例えば強烈なオーバーシュートがある波形ですと問題です。許容は5Vですが瞬間的なピークがこれを超えると長期的な信頼に影響する可能性があります。簡単なフィルターがあるので少しのピークであれば除去できますが強烈なピークは除去ができない可能性があります。
以上ご参考までによろしくお願いいたします。
ヘッドフォン祭のご準備お疲れ様です
今回出展される試作DACですがNU-DDC基板は搭載されてますか?
もしその場合基板をスルーさせDAC部のみを使用した試聴という感じでしょうか?
ちょっと気になりまして
それと今後NU-DDCやハイエンドDACの特性に合わせ込んだ専用外部クロック開発の可能性等は御座いますか?
Man Rayさま
ご質問回答します。
4499EXの試作DACにはNU-DDCと完全に同一ではありませんが同等のリクロック回路(当社の最新世代)は搭載済みです。内蔵リファレンスクロックもOCXOを使いNU-DDCの内蔵品より高精度な内容です。ですが当日はNU-DDC側も外部OCXO供給となりますので今回の展示ではほぼ同等性能になります。
この回路は低周波ゆらぎとジッターを除去しますが、DAC側でこれをスルーした場合とそうでない場合も比較済みです。送り出しが優秀な場合は回路スルーでも低周波ゆらぎ的には問題ありません。ですがHDMI-I2Sであっても外部環境の影響は受けやすく、高周波ゆらぎとなるジッター側で問題が発生しやすいです。やはり内部の直近でクロック信号のケアをするほうが結果は安定です。
一度デジタル部を完全に分離して完全アナログ特化のDACも設計してみましたが、想定していたほどの優位性がなく一体型のほうが測定上も音的にも結果が良かったです。
以上の点から最終製品でも基本的には内部のリクロック回路は常に有効になる仕様となる見込みです。AK4191+AK4499EXの性質でクロックレートの比率と特性に一定の関係がありますのでこの点でも内部で一度クロック周波数を調整する仕様が妥当です。
専用外部クロックについてですが今の時点では予定はありません。理由はいくつかありますがまず第一に原発となる水晶や付随する設計がこちらの専門外(機械構造的対策必須)なことと、既存オシレータを検討する場合に研究用途などの特殊品となり原価が異常に高くなります。良いもの安くを提供することが非常に難しいです。
そもそもNU-DDCの回路は低コストで高い性能を実現するコンセプトですので既存の外部クロック要求機器とその点で差別化しています。NU-DDCの外部クロックの要件は周波数精度や低周波ゆらぎ側の性能のみです。
一般的には低周波ゆらぎだけでなくジッター側の性能も大事なのですが、NU-DDCでは外部クロックのジッター領域の影響を受けません。これにより比較的廉価な旧世代高精度OCXOやルビジウムなどをより有効に活用できるということです。現在オーディオ向けの高額クロックに見られるようなジッター領域まで性能に優れた外部クロックを用意するとなると非常に高額ですがNU-DDCはこれを不要とするコンセプトです。
もちろん理論と実際の音は違う点もありますのでこれが全てではありませんが、今の時点では独自でクロックを開発する意義は少し薄いと考えています。高額なクロックを必要としないことが売りなのに高額なクロックが結局必要になるというのはあまり望ましい方向性ではないためです。(究極を望むのであれば当然そういうものが必要ですが当社のコンセプトに反するという意味です)
以上ご参考までによろしくお願いいたします。
当日入場登録をし忘れてしまったのですが、入ることはできませんでしょうか。
現地から返信しています。
当社が決められないことですので、運営側にご相談お願いします。